2023-11-13

QED進学塾の小学5年生(Y)~クリスマスケーキ(アイス)のおすそ分け(2)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

心に邪念のある塾長は、一瞬「できればお母さんも連れて来て。」と言いそうになりました。
しかしながら、その言葉を発する前に何とか飲み込むことができました。
邪念とは「あわよくばクリスマス会をAくんの入塾に結び付けられないか。」という気持ちのことです。
塾長は、一瞬でもそう考えたことを恥ずかしく思いました。
Yくんは純粋にAくんとと一緒にクリスマス会を楽しみたいと思っただけなのに、塾長は余計なことを考えてしまったからです。
「言わなくてよかった。」
塾長は今そう思っています。

成績upの特効薬は、児童・生徒の学習意欲です。
子どもが「勉強したい。」と思った瞬間に、その子の学力と成績の向上は約束されたも同然なのです。
「勉強したい。」と思うきっかけは、向学心や自己研鑽といった崇高なものである必要はありません。
何となく、先生が好きだから、教室の雰囲気が居心地いいと感じるから、といったふんわりしたものでよいのです。

勉強という言葉をその字の通りに読めば「つとめしいる」(勉め強いる)です。
嫌なものを無理やり頑張って努力するという意味です。
であるならば、児童・生徒が「勉強はそんなに嫌じゃない。」と思った時点で勝ちなのです。
ましてや、先日の中学2年生のUくんのように「(塾で居残り勉強をしてでも)もう1問解きたい!」と言わせたら、それはもう大勝です。

勉強を教えるには、教える側の学力や技術が必要なことは言うまでもありせん。
先日の中学1年生のEくんの理科の授業で塾長は、高校の物理の学習内容を小学校の算数レベルに落とし込んで教えることができました。
塾長は心の中でガッツポーズをして、その授業を自画自賛していました(笑)

そんな技術面と同等かそれ以上に、心理面が大切なのではないか、そう塾長が気づいたのは50歳を過ぎた頃でした。
気付くのが遅すぎたのかもしれませんが、一生気付かないよりはましだと、塾長は自分に言い聞かせています。
児童・生徒が「勉強したい。」という気持ちになれるように、そうなれば勝ちだと信じて、そのために塾長はこれからも努力し続ける所存です。

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