2023-11-25

QED進学塾の小学5年生(Y)~今回の英語(2)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

何か覚えものをしようとするとき、反復練習は強力な武器となってくれます。
30代の頃の塾長は、bとdの識別のできない子に反復練習を課すことで、これを克服してもらっていたのです。
ですが、克服したはずの子たちが時間の経過とともに、再び識別できなくなってしまうのを複数例見るにつけ、何か救済策を設けなくてはいけないと考えるようになりました。

そこで、40代の頃の塾長は、bとdのどちらか一方だけでも完璧に習得してしまえば、残る一方は「じゃないほう」でクリアできると考えました。
当時の塾長がターゲットに選んだのは「Bb=ビー・ブ」でした。
大文字の「B」は血液型でも用いられることから、理解している児童・生徒が大多数です。
まずは、その「B」が「たて棒×1本+弧×2本」で構成されていると、児童・生徒に認識してもらうのが第一歩です。
そして、「B」の「弧×2本」のうちの上側の1本を消すとあら不思議、「b」の出来上がりです。

この教え方は上手く行きました。
「Bb=ビー・ブ」を完璧に覚えた子たちは、「Dd=ディー・ドゥ」を「じゃないほう」と覚えてくれて一件落着です。

ところが、話はそう簡単ではありませんでした。
QED進学塾でこの教え方が定番になってからしばらくは上手く行きましたが、ある日突然塾長を奈落の底へと突き落とす「事件」が発生するのです。

つづく

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