2023-09-23

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の英語

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の英語です。

Eくんは、助動詞の慣用表現を学習しました。

1.助動詞の現在形を用いた慣用表現。
2.助動詞の過去形を用いた慣用表現。

上記の1.では、『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク) 』の基本文に「Can I ?」が登場しました。
これを直訳すると「私は○○できますか?」です。
たとえば「Can I have ・・・?」ならば、「食べることができますか?」となるわけです。
しかしながら、この文は、食べることが物理的に可能かどうかを尋ねているのではありません。
この文の真意は「できれば食べたい。」という意思表示なのです。
国語が得意なEくんは、これをすんなりと納得・理解することができました。

上記の2.では、『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク) 』の基本文に「You would like 名詞.」が登場しました。
この「would」は、助動詞「will」の過去形ですが、意味は過去ではなく現在です。

【助動詞の過去形は「過去」ではない!】
過去とは、現在から時間を遡ったもので、今とは「時間的距離」があります。
一方、助動詞の過去形が表すものは「心理的距離」あることです。
だから、助動詞の現在形よりも過去形のほうがより丁寧な表現となるわけです。
Eくんは、このことを「友達に話す場合」と「校長先生に話す場合」の言葉遣いの違いを例に理解することができました。

慣用表現とは、文字通り「慣用」なのですから、「こんなときは、このような言い回しをするものだ。」と丸暗記してしまっても、「今」は何の問題もありません。
しかしながら、Eくんの英語学習の「この先」を考えるのならば話は別です。
Eくんが「助動詞の過去形は時間的距離ではなく心理的距離」という本質を今のうちから理解しておくことで、これから習う英文法(中3で習う仮定法など)の理解がし易くなるのです。

(1)「今」学校で習っているところを理解すること。
(2)「この先」の勉強に「今」の勉強がより役立つための布石を打つこと。(先行投資)
この2つは両立可能です。
そして、塾長はいつも両立を意識して授業しています。
また、Eくんもそのことを熟知していて、塾長の授業が「今も今後も役に立つ。」と信じて、本当に熱心に授業を受講しています。
これからも一緒に頑張って行きましょう。

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