2023-09-09

QED進学塾の小学5年生(Y)~中学1年生(E)に英語を教わる

QED進学塾の小学5年生のYくんは、今回授業の120分間のうちの20分間だけ、中学1年生のEくんに英語を教わりました。
(100分間は通常授業)
2学年ほど上級生のEくんが下級生のYくんに教える時間を、予め20分間用意しておいてから授業したのは今回が初めての試みでしたが、その結果は大成功でした。

大成功の要因は、
EくんがYくんを大変かわいがっていること。
YくんがEくんにものすごく懐いていること。
Yくんが塾長以外の授業を(Eくんの授業を)新鮮な気持ちで熱心に聴講していたこと。
Eくんが「アウトプット」専門の勉強時間を確保できたこと。
(口頭試問以外のアウトプットの時間は珍しい。)
1個230円の高級フルーツゼリー(実際は半額で115円)を食べながらの勉強で、先生役(Eくん)生徒役(Yくん)双方のテンションがアゲアゲだったこと。
Eくんが十分に説明できなかったこと=Eくんの理解度・習熟度が」不十分だったところを、塾長が補ったこと。
それを、Eくんが最大限の集中力で自分の頭にインプットしたこと。

上記のような様々な複合要因によって、もうこれ以上は何も望めないほど上手く行った、上級生による下級生への授業説明となったのです。
EくんとYくんの両者ともが、高い学習効果を得ることができて、しかも充実感・満足感をも得られて、塾長は本当にこの20分間の企画をしてよかったと、心から思うことができたのでした。
塾生が楽しく学びながら、学力と成績を伸長させ続けることが、QED進学塾の理想とする教育すなわち教育理念で、これは開学・開校当初から一貫して変わることがありません。
生徒がいつも笑顔でいることと、学期が終わるごとに生徒が学校通知表を誇らし気に塾に持参することと、この2つの両立こそが塾長の喜びであることも変わりません。

塾長は、科学技術の発達とともに、時代に合わせて授業内容を毎年変革して行っています。
たとえば、囲碁・将棋ソフトやチャットGPTに代表されるように、AIが急進的な発達を遂げている昨今、言語の自動翻訳機も急速な発展を遂げています。
それに呼応して塾長は、今年度から英語の授業を一部変更しました。

日本語→英語。(英作文)
英語→日本語。(和文英訳)
この2つを自動翻訳機が瞬時に、しかも正確に訳すことができたと仮定して、日本文と英文、あるいは英文を日本文とを併記したうえで、それぞれの言語のどの部分が他言語のどこに対応しているのか、塾生に考えさせる授業を今年から実施しています。
この授業は、生徒が「機械が翻訳してくれるから、英作文も和文英訳もテスト対策以外は必要ないんじゃね?」と思って思考停止するのではなくて、自動翻訳機の翻訳結果から「日本語と英語の仕組み」を学ぶという、AI全盛時代の今だからこそできる勉強法を生徒が自分の頭で考えながら構築して行って欲しいという、塾長の願いの込められた授業でもあるのです。
それは、時代から取り残された人間はやがて淘汰されて行くと、塾長がそのように考えていて、だからこそ塾生が将来「取り残される」側に回って欲しくないという、塾長の願いでもあります。

決して変わってはいけないもの=教育理念。
時代に適合して変わって行かなくてはならないもの=授業のあり方。
一見すると相反するようなこの両者を、ごく自然に共存させることができてこそ、塾長の理想とする教育ができるのだと、塾長はそう信じているのです。

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