2023-09-18

QED進学塾の小中高生~算数・数学の文章問題と理科の計算問題(4/6)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

どのように「表現」するかは自由ですが、やはり自然な書き方のほうが分かりやすいでしょう。
たとえば、時間の流れは上から下、あるいは右から左へと流れて行くように書くのが自然ですし、中心角は円の中心に、円周角は円の演習に、それぞれ書き込むのが分かりやすいです。

自然で分かりやすい書き方を常日頃から心がけておくと、こんないいこともあります。
それは、中学1年生のEくんが塾で年齢算を学習した日のことです。
塾長は、表を書いてその左側に「さとるくん」を、右側に「父」を並べて書きました。
そして、塾長がEくんに「上の段と下の段に何を書くか分かる?」と質問したところ、Eくんは「現在と未来」と即答しました。
Eくんのレスポンスの速さに驚いた塾長は、Eくんに「どうして直ぐ分かったの?」と尋ねました。
すると、Eくんは「夏休みに化学反応式の計算問題の解き方を習ったときに、上段に『反応前』を書いて下段に『反応後』を書いたから。」と答えました。

自然な表現のパターンを覚えて、そのパターンを自分がより分かりやすいようにアレンジする、そしてそれを演習して定着化させる、これがEくんのいつもやっていることです。
このような習慣が身に着いているEくんだからこそ、化学で習ったことを瞬時に数学に応用できたのでしょう。

つづく

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