2023-12-10

QED進学塾の小学5年生(Y)~日常生活が学びの場

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

机に向かって勉強する時間を確保することはもちろん大切です。
ですが、その時間だけが勉強時間ではありません。
日々の生活の中から学べることは多いものです。
今回Yくんは、塾のおやつの時間に食べるオムレツの材料(Eくんが差し入れてくれたcoopの卵)のパッケージに印字された「産直」を詳細に学びました。

【産直とは、生産地から直接送られてくること。また、その商品を指す言葉。】

Yくんは、「産直」という言葉を、上記のような文章で理解しました。
そして、それをすらすら言えるまで練習しました。
そのあとで、「生『産地』から『直』接『送』られてくる。」から『産地直送。』
その短縮形(略語=省略した言葉)が「産直。」
この一連の流れで「産直」を説明できるようになったYくんでした。

筋道を立てて物事を説明する能力が身に着くと、併せて論理的な思考力も身に着きます。
この思考力は、算数・数学はもちろんのこと、他の教科の勉強でも強力な武器となります。
また、何かを人に説明することで、そのことに対する自分自身の理解度を高めることもできます。
さらに、説明することを「楽しい」と感じられるようになれば、学習意欲が自然と湧いてきて、結果勉強するようになり、学力が向上するわけです。
しかも、身に着けた論理的思考力によって、単位時間当たりの学習量も増えます。
端的に言えば、学習の質が上がるということです。
学習の量も質もupするので、その積(かけ算した答え)は非常に大きくなります。
学力が飛躍的に伸びる子の中では、往々にしてこんなことが起こっているものなのです。

昨日の『QED日誌』に塾長は、「Yくんが軌道に乗り始めたところ」と書きました。
Yくんが軌道の周回を重ねるたびに成長し、今日の『QED日誌』に書いたような発展を遂げてくれることを塾長は願い、またYくんならば近い将来そうなってくれると信じています。

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