2023-12-06

QED進学塾の中学1年生(E)~1年1学期の地理の復習(2)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

Eくんの言う「時間の計算」とは時差の問題のことで、たとえば下記のような問題が学校の定期試験や『北辰テスト 』(埼玉県の中3生の9割が受験する公開会場模試。70年以上の歴史がある。)の試験問題としてよく出題されます。

【問題】
今ロンドンは2023年の12月31日の午後6時です。
東京は何年何月何日の何時ですか。
「午前」または「午後」のいずれかを付けて答えなさい。

【答え】
2024年1月1日の午前3時。

塾長が上記のような問題を即興で作って、「こんな感じの問題のこと?」とEくんに尋ねると、Eくんは「うんうん。」と大きく頷きました。

Eくんが言うには「(上記問題の類題が)1学期の中間試験に出題されて、手も足も出なくて悔しかった。」のだそうです。
そんな気持ちを持ち続けていたEくんだからこそ、塾長の「もっと前の復習でもいいよ。」に対して、「時間の計算」と即答できたのです。

この「できなくて悔しい。」気持ちは、学力向上のための大きな原動力となってくれます。
逆に言えば、「問題が難しいからできなくて普通。」「できなくてもまあ仕方ないよね。」のような考え方をする癖の付いている子は、なかなか学力が伸びて行きません。
学習に対する姿勢・態度・考え方は、学力向上に大きく影響するのです。
解法のテクニックを学ぶなどの技術面も大切ですが、それ以上に学習に取り組む姿勢などの精神面のほうが学力・成績を左右すると、四半世紀も児童・生徒を見続けてきた塾長は感じています。

Eくんの学習姿勢は素晴らしいです。
技術の習得に対する熱意があり、そのため吸収力も抜群です。
伸びる要素が満載です。
もちろん塾長はEくんに大きな期待をしています。

しかしながら、ひとたびそれがEくんのプレッシャーになってしまえば、今後の勉強に悪影響が出ます。
肩の力を抜いて、いつも笑顔で、それでいてやるべきことはきちんとやる。
そんな学習をこの先もずっと継続して行けば、結果は自ずとついてくると信じて疑わない塾長です。

つづく

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