2023-12-09

QED進学塾の小学5年生(Y)~学力の基盤は国語力

QED進学塾の小学5年生のYくんは、食べることが大好きです。
今回はおやつの時間に学びがありました。
塾には30種類以上のおやつが常備されています。
その中からYくんが選んだのは「丸美屋のオムレツ(カップ)」と「きのこの山」でした。
中学1年生のEくんがたまごを差し入れてくれたおかげさまで、レンジでオムレツが作れます。
感謝感謝です。
その卵はcoopで『産直』とパックの表面に印字されています。

Yくん「せいちょく?」
塾長「うーん、それは間違っているけど、いい間違いよ。」

Yくんは、産直の産の字に「生」が含まれていることに着目して、「せいちょく」と読んだのでした。
漢字の大半は形声文字です。
形声の形は「意味」で、声は「音読み」を表します。
この2つの合体によって、多くの漢字が構成されているというわけです。

Yくんは、ずいぶん前に塾で習った「形声文字」を覚えていて、読めない漢字(産)を何とか読もうと頑張ったのです。
Yくんがせっかく「生」を見つけて「せい」と読んだのに、それは残念ながら正解ではありませんでした。
それでも、Yくんが採った「読めない漢字の一部に注目して、『音読み』を推測する。」という作戦は、成功率の高い作戦です。
また、この作戦を常用していれば、自然と「一部」に目を向ける習慣が身に着き、その結果として新出漢字を学ぶのに同習慣が役に立つという、嬉しい副産物もついてきます。

すべての教科・科目の試験問題は、国語で書かれています。
たとえ英語のテストであっても、問題文は国語なのです。
また、論理的な思考をするときの頭の中は国語が駆け巡っています。
だから、学力を支える基盤は国語力であると言えるのです。

その国語力を支えるのが文字力すなわち漢字の力です。
文字力が増せば、自ずと語彙力もupします。
すると、文章が読めるようになり、国語力が向上します。
その国語力は、他の教科の勉強にも生きてきます。
結果、総合的な学力向上が達成できるのです。

そして、Yくんは既にその軌道に乗りつつあります。
今後の伸びが大いに期待できるというものです。

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