2023-12-13

QED進学塾の中学1年生(E)~小学4年生の復習から中学2年生の予習まで

QED進学塾の中学1年生のEくんの通う学校では、2学期期末試験の答案返却が既に先週で完了しています。
今塾でEくんは、返却された答案を見ながらテスト反省をしている最中です。
そして、目下のところ数学の「関数」がターゲットです。
翻って、テスト答案返却直前の塾の授業では、Eくんは中学1年生の地理の「時差の計算問題」を2時間みっちり勉強しました。
今回の授業でEくんは、「時差の計算問題」と「関数」を繋げて学習しました。
期末試験の関数の問題には面積に関する設問があり、そこで出題された問題を残念ながら正答できなかったEくんに、塾長はEくんが小学校で習った「面積公式」の小テストを課しました。
結果、面積公式の積み残しが発見されました。
早速、小学校の復習です。
算数の教科書に「面積」という言葉が初登場する小学4年生の学習内容から小学6年生のそれまで、「円」を除いた面積公式の総復習を行ったのです。
そのうえで、Eくんは、中学2年生で習う「1次関数」の増加量の計算の予習まで範囲を広げて学習しました。
なんと5つの学年の大縦断です。
これだけの学習内容を断片的に学べば莫大な時間と労力がかかるところですが、すべての学習項目がきれいに繋がっていれば話は違います。
学問体系に沿って無理なく学習して行けば、「労少なくして、功多し。」が可能なのです。
ただし、「労少なく」には限度があります。
たとえば今回授業で学んだ内容ならば、その全内容を2時間の授業時間時間内にEくんが、自分の頭の中に完全に入れ切ることはまず不可能でしょう。
そうするには少なくとも3日間の復習が必要であると判断した塾長は、その旨をE君に伝え、具体的にどんな勉強をすればよいか指示を出しました。
それをEくんが完遂したとしても習熟度100%となる保証はありません。
ですが、習熟度の不足分がたとえあったとしても、それは次回授業で補えばよいだけの話です。

Eくんが1つの学習項目のみを1時間かけて学習したときに得られる学習効果を仮に1単位としましょう。
1つの学習項目を3時間かけて学習した結果、関連する5つの学習項目をも学ぶことができ、しかもその5つが密接に結びついてEくんの頭の中で整理できたとき、得られる学習効果はその倍の10単位もしくはそれ以上と推定されます。
つまり、時間をかけて丁寧に勉強した分の元を回収するどころか、時間効率的に3.3倍以上の得をしている計算です。

楽しく学びながら学力を伸長させ続けること。
QED進学塾のこの教育理念を実現するためには、「時間投下は大きいけれども得られる学習効果はそれ以上に大きい」学習を継続して行くよりないと、塾長はそのように考えています。
そして、その路線に喜んで飛び乗ってくれているのがEくんです。
これからのEくんの成長が塾長は楽しみで仕方ありません。

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