2021-09-17

QED進学塾の中2生(T)~見事な作品

QED進学塾の中2生のTちゃんは非常に勉強熱心です。
勉強だけではありません。
部活動では美術部、習い事では書道。
Tちゃんは、絵を描くことも文字を書くことも大変上手なのです。
Tちゃんは、毛筆でも硬筆でもとても美しい文字を書きます。
達筆・能筆・能書家といった言葉がぴったりなTちゃんです。

昨日登塾すると直ぐにTちゃんは、持参した冊子を塾長に見せてくれました。
その冊子の付箋が付いたページには、硬筆の美しい文字が並んでいました。
一瞬、塾長はお手本かと勘違いしましたが、そこにはTちゃんの名前があり、紛れもなくTちゃんの作品であることが分かりました。
Tちゃんが言うには、中2の学年だけは横書きの課題だったそうです。
Tちゃんは、硬筆も毛筆も縦書きも横書きも何でも美しく書いてしまいます。
なので、毎年必ず県展などで賞を取ったりしています。
これからもTちゃんがこの才能を伸ばし続けてほしいと塾長は願っています。

塾長は、あまりにも美しい文字を見ると感動して幸せな気持ちになります。
心が洗われるような気がします。
Tちゃんが塾に作品を数多く持参してくれると嬉しいです。

字がきれいな子は、フレーミング能力や図形把握能力に優れている子が多いです。
そして、Tちゃんもその例に漏れません。
昨日、Tちゃんは1次関数の「定義域と値域」(xの変域とyの変域)を学習しました。
定義域が縦線で区切られ、値域が横線で区切られ、結果として長方形の枠ができて、その中に1次関数のグラフが収まっている図を、Tちゃんは昨日1日だけで理解することができました。
そして、Tちゃんはその図の「書き順」をも習得してしまいました。
こんなことができるのも、Tちゃんの才能(図形把握・フレーミング)があってのことでしょう。

塾長は、文字も絵も上手に書けません。
それでも、塾長は字も絵も得意なTちゃんの特長を勉強に生かす方法をいつも考えています。
昨日塾長は、定義域の不等式の上に図形や文字を重ねて表記する解法を思いついて、それをTちゃんに教えました。
今までに教えたことのない方法を初めて試してみたのですが、Tちゃんはその解法を気に入って直ぐに習得してくれました。

キーワードは「Tちゃん方式」です。
塾長が四半世紀に渡って積み上げてきた教務経験を生かすことももちろん重要ですが、類稀なるTちゃんの才能を最大限に生かすことも同等かそれ以上に大切であると塾長は考えています。
だから塾長は、Tちゃん向きの解法を見つけることに一生懸命なのです。
そんなことを考えながら必死に頭をフル回転させている塾長を、Tちゃんも応援してくれているような気さえしています。

昨日塾長なりに知恵を絞って考えた「定義域の表記法」をTちゃんがすんなりと習得してくれたとき、「(今ひねり出したばかりの解法を)初めて教えてみたけど、Tちゃんが理解してくれてよかったあ。」と、塾長は思わず本音を口にしていました。
Tちゃんは、それを聞いて嬉しそうな顔をしていました。

先生も生徒も目一杯に頭を使う授業では双方に充実感があります。
そんな真剣勝負の場でありながら、常に笑顔があり和やかな雰囲気の教室には安心感があります。
塾長は、このような環境を大切に守り育てて行きたいと思うのです。
第一はTちゃんの学力向上のために。
第二は塾長のスキルアップのために。

Tちゃんが楽しく勉強を続けながら学力を積み上げて行くことが、成績を継続的に伸長させ続けるための最善策であると、塾長は信じて疑いません。

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