2022-02-04

QED進学塾の中2生(T,M)~昨日の英語

QED進学塾の中2生のTちゃんとMちゃんの昨日の英語です。

昨日は英語漬けの1日でした。
今Tちゃんは、『みるみるわかるステップ式英語(2)』の巻末の英作文を鋭意学習中です。

1.『みるみる(1)』のブラックページ。
2.『みるみる(1)』の巻末の英作文。
3.『みるみる(2)』のブラックページ。
4.『みるみる(2)』の巻末の英作文。

Tちゃんは、上記の3.を割愛していきなり4.を履修開始しました。
つまり、「1.→2.→4.」の順で学習しているのです。
塾長は、Tちゃんが3.を飛ばした分だけ4.で苦戦しているようにも感じています。

(1)このまま4.の学習を続ける。
(2)一旦3.に戻る。

塾長は、Tちゃんとよく相談して(1)(2)のどちらがよいのか決めたいと思います。

今Mちゃんは、英文法用語を必死で覚えている最中です。
現在塾長は、塾の英語の授業教材に4.を採択しています。
入塾してまだ日の浅いMちゃんには、解説の必要な文法用語・文法事項がたくさんあり、塾長は、それらを逐一授業解説しています。
塾長がこの詳しい説明をしている時間が、Tちゃんにとって退屈な時間になっているようであれば、授業形態を変更しなければと塾長は考えていましたがさにあらず。
むしろTちゃんのとって格好のおさらいの時間となっているようなので問題なさそうです。

Mちゃんは、通常「apple」がそのまま英文中で使われることはなく、単数なら「an aple」、複数なら「apples」の形で使われることが「ほとんど」だと学びました。
一般的に「apple」は「可算名詞」「数えられる名詞」などと教えられています。
塾長も、おそらく学校でもそう説明されているであろうことを考慮して、その通りに教えています。

さて、ここからが発展学習です。
昨日の授業でTちゃんとMちゃんは、「可算名詞」を「はっきりとした形のある名詞」という表現で学びました。
2人は、「はっきりとした形のある名詞」には「a(an)」または「s(es)」をつけること、特に「酋長のソックス」(sh,ch,s,o,x)で終わる名詞は「es」をつけることを学習しました。

では、「apple」が「an」も「s」もつけずに用いられることはないのか。
なんとこれがあるのです。
たとえばホテルの朝食。
トーストに塗るためのバター、ママレード、ジャムなどが豊富に用意されています。
その中から何を選択するかという質問に対して「apple」と答えればいちごジャムのことです。
場面が変われば、「apple」がすりおろしリンゴのことだったり、リンゴジュースだったりもします。
つまり、リンゴとしての形がもうなくなってしまっているものに対して「apple」は用いられます。
英語の読解問題で「apple」が単体で使われていれば、「テスト問題が間違っている」ではなく、「形のないリンゴ」と解釈すべきなのです。

はっきりとした形のある名詞=可算名詞。
そうでない名詞=不可算名詞。
これが最も分かりやすい名詞の分類であると塾長は考えます。

この「はっきりしているか否か」にこだわるのは、英語独特の文化と言えます。

My bag is on the desk.
この場合は、「私の」かばんであることがはっきりしています。

There is a bag on the desk.
これなら、かばんについて詳しいことは何も分かっていません。

この区別ができれば、「います」「あります」の英作文で「There is(are)」を使うべきなのか、使ってはいけないのかを迷うことはありません。

よその国の言語を学ぶことは、その国の文化を学ぶことである。
塾長は、こう思います。
「はっきりしているのか否か」「はっきりしているのならばそれは単数か複数か」「前置詞の選択は話し手(書き手)の主観」「助動詞=主観、助動詞の代用表現=客観」「主観と客観の区別を明確にしたがる」・・・・・
このような英語特有の文化を理解すれば、納得のうえで英語学習を進めることができます。

「文法」とは、カチカチに固まっていることを頭に詰め込むものである。
塾長は、TちゃんとMちゃんにこのような考えを持ってほしくはありません。
どうしてこのような「文法」になるのか、その背景にある英語特有の「文化」は何なのか、それを常に考えながら英語を学んでこそ、英語を学ぶ楽しさと英語力の両方を得ることができると、塾長は信じて疑いません。

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