2023-03-29

QED進学塾の採択教材2023年度版~全教材が今到着

QED進学塾の採択教材2023年度版の全教材が今到着したばかりです。
今回の『QED日誌』は、その中の1冊である『栄光ワーク 小学英語(教科書準拠版教材)』についてです。

英語の4技能とは「聞く」「話す」「読む」「書く」の4つの技能です。
『栄光ワーク』は、同書の紹介文に『4技能をバランスよく学習』と謳っているとおり、上記の「聞く」「話す」「読む」「書く」の順番通りにスムーズに学習を進められる内容となっています。

QED進学塾では、同書の各単元の第1ページ目の「基本文」と「たしかめよう」を学習します。
そして、次の授業の冒頭に同ページの小テストを行います。
さらに、児童に余力があるようならば第2ページ目の「基本問題」を宿題にします。
その先の「練習問題」は自由課題です。
児童の興味関心の趣くままに学習すればよいでしょう。

翻って、文部科学省。
同省は、『英語の4技能に関する現状・課題・今後の方向性』の「資料5-1」に『中学1年生の約8割が、小学校で「英単語・文を読む」「英単語・文を書く」ことをもっとしておきかったと回答。 【H26年度小学校外国語 活動実施状況調査】』と書いています。

塾長は、この8割という数字を重く受け止めながらも、だからと言って単純に「読む」「書く」の学習時間を増やせばよいとは考えていません。
「聞く」「話す」の2技能との連携の中で、「読む」「書く」の2技能を鍛えて行くべきだと考えているのです。

そのための手段として有効性が高いと塾長が考えているのが、「フォニックス」と「英作文」の学習です。

前者は、文字と発音の相関について学ぶものです。
日本人が日本語を話すとき、無意識のうちに文字も同時に思い浮かべていることが頻繁にあります。
英語でも同様の現象が起きるまで習熟度を上げましょう。
そうすれば、自ずと「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を同時に訓練していることになります。
「母国語を超える第2言語はない。」という説があります。
塾長もこれに賛同します。
ですが、母国語に近づけることは可能ではないでしょうか。
先ほど塾長は「英語でも同様の現象」と書きましたが、日本語でできることが英語でも同じレベルでできるとまでは考えていません。
それでも「近づける」努力は続けて行きたいものです。

後者は、英文法の力が要求されます。
生徒が英作文を発音しながら書けば、それは文法の復習をしながら「話す」「書く」の訓練をしていることになります。
英語の総合力を上げるのに、英作文はもってこいなのです。
大学受験予備校の英語で有名なY先生は、中学生向けに「文法力を読解力に結びつける。」ための塾専用教材を出版していらっしゃいます。
だから、英文法・英作文の勉強ばかりしていると長文読解が疎かになるという説を信じていません。
むしろ、「読解を鍛えたければまずは文法から始めなさい。」と言いたいくらいです。

さて、ここまで塾長は英語の技能面について書いてきました。
しかしながら、技術論以上に大切なのは「楽しく学ぶこと」です。
児童が「英語が楽しい。」と思えば学習意欲も沸くし、学習効果も上がります。
逆もまた然りで、「英語は嫌いだ。」と思えば、覚えるられるものも覚えられなくなってしまいます。
だから塾長は「英語の楽しさ。」を教えることを、何よりも最優先にしたいと考えているのです。

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