2023-03-02

QED進学塾の中学1年生(U,A)~質問を抱えて登塾

QED進学塾の中学1年生のUくんとAくんは、学年末試験をついこの間終えたばかりです。
しかしながら、両名とも気の抜けたところは全く見られません。
それは、今回授業に両名が質問を抱えて登塾してきたところからよく分かります。

授業の冒頭で塾長はUくんに尋ねました。
「聞きたいことはある?」
Uくんは即答しました。
「疑問詞のある疑問文(英作文)の書き方を教えてほしい。」
Uくんが学校授業を聞いても、この疑問文の仕組みがよく分からなかったそうです。

一方、Aくんは、塾長が聞く前に学年末試験の「問題・答案・解答」の3点セットを塾長に提出しました。
そして、「地震の計算を教えて。」と言いました。

塾長がAくんの理科の学年末試験の問題を熟読すると、それはそれは素晴らしい良問揃いでした。
特に、「地震」の大問の後半の問題は、その問題がそのまんま「埼玉県公立高校入試」に出題されても不思議ではないほど、よく出来た問題でした。

一旦、話が逸れますが、「埼玉県公立高校入試」の合格発表は明日です。
今塾長は、そのことを書いているだけでドキドキしてきました(笑)

話を戻します。
塾長は、Uくんの数学の質問にも、Aくんの理科の質問にも、比較的短時間で答えることはできます。
短時間で問題の解法を覚えることは、一見すると効率的な学習とも思えます。
しかし、それは大きな間違いです。

最短時間の板書解説の2倍・3倍の時間がかかったとしても、4倍・5倍の学習効果を挙げることができれば、それに越したことはありません。
これぞ学習効率の最大化であると言えるでしょう。
そして、今まさに両名はそのような勉強ができています。

Uくんの質問した英語の「疑問詞のある疑問文」の授業を、Aくんも便乗して受講します。
Aくんの質問した理科の「地震に関する計算問題」の授業を、Uくんも便乗して受講します。
英語の授業では、1年生の1学期の復習から、2年生の1学期の予習までを。
理科の授業では、小学校5年生の3学期の「速さ」の復習から、中学校2年生の2学期の「1次関数」、さらには高校1年生の物理の「stグラフ」の一部の予習までを。
それぞれ両名は、今回授業で予習・復習することができました。

両名がここまで丁寧に学習するには、それ相応の時間が必要です。
それでも、両名は、かけた時間の何倍もの学習効果を得ることができます。
学問体系に沿って筋道を立てて学ぶことは、学習事項の連続性が担保され、そのため理解しやすく、それゆえに学ぶ過程が楽しく、しかも覚えたことが血肉となって、時間が経っても忘れません。
どこをどう見ても良いことずくめです。

塾生が質問を抱えて登塾します。
「これを学びたい。」と心に決めて登塾してくるわけですから、学習意欲は満点です。
学んだことの吸収力が自ずと向上します。

塾長が質問に全力で答えます。
ただ問題の解き方を教えるだけでなく、その問題を解くための基盤となっている復習事項や、この先に学ぶ履修内容への橋渡しとなる予習事項も含めて体系的に教えます。

塾生と塾長とが以上のような質疑応答を繰り返すことで、生徒の学力も塾長の教務力も同時に磨かれていくことを、塾長は信じて疑いません。
いっしょに成長し続けて行きましょう。

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