2023-03-10

QED進学塾の中学1年生(A,U)~今回の理科・数学(2)

QED日誌の前回の記事のつづきです。

Uくんは、Aくんの学年末試験の理科の試験問題の「地震」の大問のコピーを持っています。
もちろん、UくんがAくんに便乗して「地震」の計算問題の解法をマスターするためです。
ところが、Uくんは「地震」の授業に参加することができませんでした。
なぜなら、Uくんの花粉アレルギーが学校を休まなければならないほど悪化してしまったからです。
塾長もアレルギーの病気を2つ(ぜんそくとアトピー)持っていて、毎月呼吸器内科と皮膚科の両方に通院しています。
だから、Uくんのつらさがよく分かります。
体調の悪いときは無理せず休んでほしいと思います。
休んだ分は、定期試験前のテスト勉強に振り替えればよいのですから。

Aくんが「地震」を勉強した次の日、塾長はUくんに「地震」の授業をする気満々でした。
ところが、Uくんが希望したのは「英作文」でした。
というわけで、時間割が急遽変更になりました。
理科から英語に差し替えです。

【英作文の作成手順】
1.問題文。(日本文)→文型の特定(5択)
2.日本文1.の並び替え。(英語の語順に並び替え)
3.日本文2.のうち、難しい言葉を易しい日本語に置き換える。
4.日本文3.をそのまま英語に直す。
5.「たしかめざん」(SVOCM)をして英作文が完成。
【手順終わり】

Uくんは、上記の手順に則って、英作文を書く演習をしました。
英作文の問題で簡単なものならば、上記の工程の一部を省いて解くことができます。
ですが、難しい問題では工程の省略はできません。

【塾長の自作問題】
いつ どこで  だれが なにを (どのように・どのくらい) どうする。
今日 中青木で 塾長が 物件を (穴が開くくらい) 見た。
【問題終わり】

Uくんが【自作問題】の英作文を作るのに最も苦労したのは、「3.」の工程でした。

物件を→部屋を。
穴が開くくらい→一生懸命。
この「置き換え」にUくんは苦戦していたのです。

それでも、Uくんは「3.」の難関を何とか越えることができました。
本当によく頑張りました。

いちばんおいしいところ、すなわち「4.」「5.」はUくんのために取っておきました。
つまり、今回の英語の宿題が「4.」「5.」なのです。
まるで、橋やトンネルの開通式のテープカットを「お偉いさん」のために取っておくように(笑)
きっと、Uくんはこの宿題を嬉々として解いて来ることでしょう。

勉強に楽しみは欠かせません。
「勉強」という言葉自体が「勉めて強いる」すなわち「嫌なことを無理やり頑張る」という意味ですから、そこに「楽しみ」を付加しないことには、生徒だって「やってられない。」となるはずです。
そうなってしまえば、覚えられるものも覚えられません。

塾生がひとつでもふたつでも「楽しみ」を見つけて、それを学習意欲の増進剤としてくれることを、塾長はいつも願っています。

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