2023-03-22

QED進学塾の中1生~『北辰テスト』の結果を受けて

QED進学塾の中1生たちは、2023年3月5日(日)に生まれて初めての『北辰テスト 』(中1北辰スタート号)を受験しました。
その結果を受けて、塾長は塾の通常授業の進め方に微修正を加えることとしました。

QED進学塾の国語の授業時数は、他塾に比べて非常に少ないです。
そして、その数少ない国語の授業は文法学習の時間です。
つまり、長文読解の時間は皆無ということです。

QED進学塾の直近の高校受験生の5名の北辰偏差値は、5教科の中で国語がもっと偏差値の高い子が4名、2番目位に高い子が1名でした。
塾で読解の勉強をしないにもかかわらず、これだけ国語の成績が良いのは理由があります。
他の4教科の時間に「質疑応答」をふんだんに取り入れているからです。
これにより、塾生の国語力が培われているのです。
もちろん、塾長は今後もこれを継続して行く所存です。

しかしながら、今回の『中1北辰スタート号』の北辰偏差値で、5教科中で国語が最も偏差値の低い塾生がいました。
授業中の「質疑応答」の中で、塾長は同塾生の国語力を鍛える必要があることを感じてはいたのですが、従来通りのやり方で国語力は増強できるだろうと甘く考えていました。
でもそうではありませんでした。
塾長は、国語の偏差値という動かぬ証拠を突き付けられたのです。

残念ながらそうなってしまった原因を、塾長はよくよく考えてみました。
そして「語彙力不足」という結論に至りました。
「質疑応答」を多用する授業で、塾生の国語力が鍛えられることに疑いの余地はありません。
もう一歩だけ踏み込んで、その国語力を細分化して考えると、「文章力」の向上は大いに図れるものの、「語彙力」はそれほどでもなかったということなのでしょう。

語彙(ボキャブラリー)を増やすには、より多くの単語の入出力を繰り返すことが有効です。
そこで、塾長は、通常授業の「質疑応答」に「生徒による言い換え」をプラスすることとしました。
生徒が説明文を別の表現(単語)で言い換えることによって、生徒の語彙力増強を図ろうというのです。

この新たな試みが奏功するか否かは、3か月後の『北辰テスト 』の結果が教えてくれることでしょう。
上手く行けばもちろんこれを継続しますし、そうでなければまた別の方法を考えなくてはなりません。
幸いなことに、塾長の知人には国語が専門の先生もいらっしゃいます。
塾長は専門家の意見をよく聞いて、改善策を練りたいと思います。

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