Q.E.D.進学塾の新小学3年生のYちゃんは、今月から週5日登塾しています。
今日も元気に遊んでから登塾してきたYちゃんは、教室に入ると直ぐに机の下に隠れ、塾長に見つかると「あー、見つかった。」と笑っていました。Yちゃんはかくれんぼが大好きなのです。
Yちゃんは塾で毎日国語・算数・社会科の3教科を学習しています。Yちゃんは余力を持って学習を進めていて、上級生たちの授業に耳を傾けていることが度々です。
塾長が上級生に出した問題にYちゃんが先に答えてしまうことも珍しくありません。門前の小僧も驚く、Yちゃんの吸収力です。そのような環境の中で、Yちゃんの頭脳は日々鍛えられています。
今夜の社会科の授業でYちゃんは「世界の国々。」を学習しました。
Yちゃん「オーストラリアの国旗にイギリス(の国旗)が入っている。」
塾長「オーストラリアが昔イギリスだった証拠よ。」
Yちゃん「遠く離れているのに?」
塾長「強い国が遠くの国を思い通りにしていた時代があったのよ。」
Yちゃん「なるほど。」
Yちゃんはいくら賢いとは言え8歳児です。「植民地」という単語は難しすぎると思った塾長は「思い通りにする」という表現を用いて説明しました。
塾長「さて問題です。オーストラリア人は何語を話しているでしょう。」
Yちゃん「英語。」
塾長「大正解。すごいね、どうして分かったの?」
Yちゃん「だって(オーストラリアは)昔イギリスだったんだもん。イギリス=英国、だから英語。」
塾長「完璧。」
1.遠く離れている→地理。
2.昔○○だった→歴史。
3.各国に固有の言語→文化。
これらを総合的に結び付けて考えられる8歳児はそうそういるものではありません。
もちろん塾長はYちゃんを褒めて褒めちぎりました。Yちゃんは得意満面でした。
Yちゃんは非常に高度な思考回路を持っています。塾長はYちゃんの思考力をさらに伸ばしたいと考えています。
そのためにはYちゃんの思考を止めない工夫が必要です。塾長は「植民地→思い通りにする」のように平易な言葉で説明し、Yちゃんがスムーズに思考するための材料を与えなければなりません。
Yちゃんは漢検問題集を毎日学習しています。文字力とともに語彙力も日々向上しています。Yちゃんの抜群の思考力に語彙力が追い付いたとき、Yちゃんは一段と大きな飛躍を遂げることでしょう。
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