Q.E.D.進学塾の新中学3年生は先週から英語の『不規則動詞活用表』を学習しています。
(1)英単語を正しく読み書きできる。
言うまでもなくこれが理想形であり、最終目標です。
(2)正しく読めるが書けない。
これが次善手です。言語学習の自然な流れは、読み→書きの順です。子どもが言葉を覚える順番を考えれば分かります。読むことがしっかりできていれば、書けるようになるのにそう時間はかからないのです。
(3)正しく書けるが読めない。
これは(2)に劣後します。最初に間違った読み方を覚えてしまうと、のちに正しく覚え直しても、しばらく経ってまた間違った読みに戻ってしいがちです。したがって非効率なのです。
すんなりと(1)が達成できれば言うことなしですが、それが叶わないのであればまず(2)を目指してほしいと塾長は考えています。
授業では毎回、不規則動詞の小テストをしています。
塾長「食べる。」
生徒「イート・エイト・イートン、食べる・食べた・食べられた。」
生徒ひとりひとりに対して、このような口頭試問をしているのです。
1. eat
ここではeaの読み方を学びます。頻度順に「イー」「エ」「エイ」です。
2. ate
ここで学ぶのは、
「最後がeで終わる英単語は、最後のeを発音しないで、ひとつ前の母音(aiueo)をアルファベット読みする。」です。
3. eaten
ここでは「途中のeは発音しないことがある。」を学びます。
塾生たちはこのようにして発音と綴りが密接に結びついていることを学習するのです。
すると初見の単語でも読めるようになります。たとえばescalator。一見長くて難しそうな単語ですが、これが「エスカレイター」と読めれば、直ぐに意味が分かります。
発音と文字の相関を学習することは、英語長文読解の力を養成するのに一役買ってくれるのです。
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