2015-03-03

Q.E.D.進学塾の新高校2年生~進路相談を30分

Q.E.D.進学塾の新高校2年生のMiちゃんのお母さまからお電話をいただいたのは、先週土曜日の18時でした。それから30分間の進路相談をしました。

MiちゃんはMoちゃんと同じ高校に通っています。Moちゃんの2学年後輩です。そしてMoちゃんと同じ大学の他学部を受験予定です。

その大学の公募推薦入試はやや特殊で、英語の長文を読み、その内容についての小論文を日本語で書く形式です。課される小論文は3本で、その制限字数は100字・200字・300字です。

お母さまによると、とある予備校でこの公募推薦入試専門の対策講座が5月に開講すると言うのです。しかし、大宮校舎のみの開講のため通うには遠すぎます。

塾長は「パンフレットだけ取り寄せてほしい。」とお母さまにお願いしました。講座の内容を詳しく見たかったからです。

塾長はMoちゃんに同校の受験指導をしていたとき、Moちゃんは英語長文を読み、100字の日本語小論文を書くことを繰り返し練習していました。

その理由は二つあります。

ひとつは、公募推薦入試の勉強に多くの時間を割きたくなかったからです。

公募推薦は指定校推薦とは異なり、合格の保証がありません。そこに学習時間の大半を取られてしまえば、大学入試センター試験や国公立大学2次試験の勉強をする時間がなくなってしまいます。

保証のないものに時間を大量投入するのはリスクが大きいと塾長は考えました。そこで短時間で書ける「100字」に照準を絞ったのです。

試験時間全体から、試験本番で「100字」に配分できる時間は10分と計算しました。Moちゃんはいつも制限時間10分で小論文を書いていました。

もうひとつは、小論文の特性にあります。

小中学生の読書感想文ならば「長い文を書くのはいやだ。」と大半の児童・生徒は言います。しかし小論文はその逆です。多くの内容を短い制限字数に圧縮するほうが難しいのです。つまり、100字を書く練習を積んだ生徒が、200字・300字と字数を増やして行くのは比較的容易にできるのです。

予備校の専門講座では、公募推薦入試のすべてを網羅するカリキュラムが組んであることでしょう。しかしそれでは時間も費用も掛かり過ぎるのです。

塾長はMiちゃんの公募推薦入試対策授業を可能な限りコンパクトにするつもりです。Moちゃんにもそうしたように。

予備校の講座が「全てを網羅→ただ全体をなぞるだけ」では見るべきものはありません。しかし塾長はそれだけではない特長がこの講座にあると考えています。

塾長はその「きらりと光るもの」を見つけたくて、お母さまにパンフレットの取り寄せをお願いしたのです。よいものは積極的に取り入れて行きたいものです。

Moちゃんに行った指導に「光るもの」を加えてMiちゃんの受検指導をするのが理想形でしょう。これならば最小限の時間投資で最大限の学習効果を期待できます。

お母さまからいただいたお電話で、以上のような話をしていたらあっという間に30分が経過していました。非常に内容の濃い30分でした。

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