2012-06-28

Q.E.D.進学塾の小学4年生~国語の教科書

Q.E.D.進学塾の小学4年生の国語の教科書に 高野進  さんの文章が掲載されています。『まず動く。そして考える。』という内容の文です。習ったとことをなぞるだけではいけない、自分で考えることが大切だと高野さんは言っています。勉強にも相通ずるところがあります。『まず覚える。そして考える。』です。

子曰はく、学びて思はざれば則ち罔く、思ひて学ばざれば則ち殆し。
(し いわく まなびて おもわざれば すなわち くらく おもいて まなばざれば すなわち くらし。)

これは論語の一節です。覚えることと考えることは学問の両輪で、どちらが欠けてもいけないと言っているのです。

小学4年生は「覚える」ことに比重のかかる学年です。「考える」ための知識を蓄積することが学習の中心となるのです。今日のアルファベットのテストではSくんもAくんもよく覚えてきてくれました。塾に着くなり覚えてきた文字と発音をすらすらと黒板に書いてくれました。

やり方を「覚える」だけでは不十分で、「まず動く」こと、すなはち手を動かすことが不可欠なのが計算です。算数のワークの文章問題で答えだけを書き込んでいる子がいました。途中式や筆算の式もきちんと書くように指導しました。

途中経過を書き込むことのメリットは、児童自身があとで見返したときに思考過程が分かることです。その副次効果が先生が見て分かることです。たとえ間違えたとしてもそれを消してはいけません。同じ間違いを繰り返さないために記録を残しておくのです。

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