2012-06-08

Q.E.D.進学塾の小学4年生~俳句・短歌・詩

Q.E.D.進学塾の小学4年生の木曜クラスでは俳句を学習しました。学校で習う国語の読解は物語文や説明文がその中心ですが、俳句・短歌・詩も各学年で必ず学習するのです。

【問題】『□にぞうり』
俳句の五七五の最後の「五」の一部を空欄にしてあって、そこに当てはまる言葉を答える、いわゆる穴埋め問題です。 ここで児童たちの鉛筆がはたと止まりました。児童には難しい問題だったようです。

この問題の直後に俳句の解説文がありました。その解説文の中に『手にぞうりを持って』という一節があり、ここにさえ気づけば解ける問題でした。

しかし木曜日の授業では解説文の存在をいったん無視して別のヒントを与えました。
塾長「□に入る文字は何文字でしょうか?」
児童(一生懸命文字数を数えてから)「1文字(^o^)丿」
最後が「五」であることから、5-4=1と気づいたのです。
俳句に解説文がついていない問題(有名な句に多い)に今後遭遇した場合を想定しての上記ヒントでした。

児童は五十音順に「あ」から当てはめる「実験」を始めました。そして正解の「て」(手)にたどり着きました。この「実験」こそがもう一つの狙いです。算数で立式の困難な問題に当たったときに表を作って数値を当てはめる「実験」によって解を求めることがあります。そのための予行演習です。

自然科学の原点は実験にあり。使い古された言葉ですがこれは理数にのみ適合する言葉ではないと考えています。国語でも社会でも「分からなければ実験してみる」姿勢を身につけてほしいものです。

児童が「手」の正解にたどり着いた後に、
塾長「あれ?うしろに解説文が載っているよ。」
児童「ほんとだ、書いてあった^^;」

「よく見ること」は「実験すること」のひとつ前の基本姿勢です。

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