2023-02-01

QED進学塾の高校1年生(S)~日曜日に3者面談

QED進学塾の高校1年生のSくんの3者面談を日曜日に実施します。
その席にて実りあるお話ができれば幸いです。

QED進学塾では、日曜日と国民の祝日とを休講日としています。
カレンダーの赤い日がお休みです。

There is no rule without exceptions.
「例外のない規則はない。」

というわけで、日・祝にも各種面談(3者面談・2者面談・入会面談など)を受け付けています。
平日にはお休みの取れないお仕事の保護者さまも多いかと存じます。
ですから、どうぞご遠慮なく面談をお申込みいただければと思います。

ところで、大宮高校の理数科のように、最初から明確に「理系」の学校・学科もあります。
ですが、これは少数派です。
高校の公私を問わず、普通科に通う生徒の「文系」もしくは「理系」の進路を、高1から高2への進級時に選択させる学校が多数派なのです。

塾長は、生徒に文理選択について相談されたときに「迷ったら理系」をお薦めしています。
その理由は単純明快です。

大学受験生が志望する大学・学部を、途中で変更するのはよくあることです。
理系学部から文系学部への志望変更を「文転」と言ったり、逆に文系学部から理系学部への志望変更を「理転」と言ったりします。
そして、難易度が高いのは圧倒的に後者です。
だから、「迷ったら理系」なのです。

最初から文系志望の大学受験生よりも、「理転組」のほうがむしろ有利な場合もあります。
たとえば、私立大学の経済学部や経営学部などを志望する受験生の場合です。

同学部の入試科目でよくあるのが、「英国社」または「英国数」のいずれかを受験生に選択させるというパターンです。

そもそも、私立文系を志望する受験生には「数学が大の苦手・大嫌い」という子が多いのが実情です。
上記のパターンのように社会科と数学のいずれかを選択させる方式を採用している大学が、もし仮に数学の問題の難易度を高くしてしまったらどうなるでしょうか。
その答えは自明で「誰も数学を選択しない」という結果になります。

これでは、数社を選択にしている意味がなくなってしまいます。
だから、大学は数学の入試問題をあまり難しくできないのです。
つまり、「理転組」が入試科目に数学を選択すれば、高得点を稼ぎやすい、すなわち合格しやすいということになるのです。

さらに言えば、「理転組」の有利さは入学後も続きます。
大学の経済学部での履修科目である「経済数学」(大学によって呼び名の違いはありますが)では、微分・積分が当たり前のように、しかも頻繁に登場します。
そして、「数学が大の苦手・大嫌い」だった生徒は、ここで大変苦労します。
対して、「理転組」は苦も無く「経済数学」の単位を取得することができるでしょう。

もっと言えば、「理転組」の有利さは卒業後も続くかもしれません。
たとえば、塾長が初めて就職した会社の入社試験は「国数英」でした。
つまり、就職活動においても有利に働く可能性があるということです。

塾生が文理選択で「迷った」ときに、塾長が「迷わず」理系をお薦めするのは、以上のような理由によるものです。
ただし、これは「迷った」とき専用です。
「数学なんて死んでも勉強したくない。」という生徒は、「迷わず」文系を選択しましょう。

進路選択が人生の分岐点となることはままあります。
ですから、十分に納得できる選択をしたいものです。
重大な選択だからこそ、塾長は塾生やその保護者さまと共に熟考します。
そのための面談は大歓迎です。

進路相談に限ったことではないのですが、塾生やその保護者さまが何かに「迷った」ときには、「迷わず」塾長に面談を申し込んでいただければ幸いです。

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