また、その日は埼玉県公立高校入試の学科試験の実施日でもあります。
ということは、ちょうど2年後にLくんの番です。
2年も先のことですが、今からできることはいくらでもあります。
その中でも特に大切なことを簡潔に書けば、
1.Lくんが今学校で習っていることを着実に身に着けること。
2.それだけで満足せず「先行投資」をも同時に行うこと。
この2行です。
「先行投資」として何が有効なことなのか、それをLくんが考えることは難しいでしょう。
(それを考えるのは塾長の仕事です。)
しかしながら、Lくんが目の前の問題がただ「解ける」ことだけに満足せず、もう一歩だけ前に進もうとする「学習姿勢」を身に着けることはできます。
また、Lくんが「進取の気性に富む人間になりたい。」と考えることも、それを念頭に毎日の学習に取り組むこともできます。
もしLくんが上記のような勉強を毎日継続すれば、学力と成績の向上はもう約束されたようなものです。
そして、その上昇速度は、日を追うごとに加速度的に増加します。
早期に投資したものが時間が経てば経つほどに、複利の力で加速度的に増えて行くように。
学年末試験に話を戻します。
本日は、ちょうどテスト10日前です。
前述の2.の「先行投資」は一時休戦にして、1.の「今」に全力投球するときです。
英語を例に取りましょう。
学年末試験のテスト範囲表には「現在進行形」と明記されています。
同試験で出題される「3単元」「過去形」「現在進行形」の3つの英文法のうち、最もボリュームがあるのがこの「現在進行形」です。
Lくんは、既に先々週に2.の「先行投資」を終えています。
現在進行形の公式の一部である「現在分詞」は「形容詞的用法」ですが、Lくんはそれだけでなく「名詞的用法」(動名詞)をも学習しています。
さらに「過去分詞」についても「形容詞的用法」と「名詞的用法」の両方を学んでいます。
今Lくんがすべきことは、1.です。
具体的には、「現在進行形=be動詞+現在分詞Ving」の公式を確実に覚え、これを使いこなせるよう演習を重ねることです。
現在進行形の基本は、
(1)進行中の動作を表わす。「している」と訳す。
です。
ですが、高得点を狙うなら、
(2)近接未来を表わす。「するところ」と訳す。
も必須です。
さらに、どうしても満点を取りたいと思えば、
(3)動作の反復を表わす。「(いつも)してばかりいる」と訳す。
ここまで勉強しておく必要があるでしょう。
つづく
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