2023-02-16

QED進学塾の中学1年生(A)~学年末試験のテスト範囲表

QED進学塾の中学1年生のAくんの学年末試験のテスト範囲表です。

Aくんの通う学校では、2月27日の月曜日と28日の火曜日の両日に学年末試験が実施されます。
よって、本日は試験11日前です。
Aくんは、学校で配布されて間もない『学年末テストの範囲表』を塾に持参してくれました。
しっかりした子です。
同表は、B5用紙の両面印刷でした。
その両面にびっしりと書き込まれた文字数は、明らかに他校のものよりも多かったです。
つまり、その分だけ詳しい説明が掲載されているということです。
これをフル活用しない手はありません。
早速、塾長はコピーを2枚(表面と裏面を各1枚ずつ)撮って教室に掲示しました。
最も見やすい場所に貼ったので、塾に来たときにも度々チェックして、範囲表に即した試験勉強をして行きましょう。
もちろん、Aくんの家庭学習時にも熟読が必須です。

前述したとおり、Aくんは大変しっかりした子です。
でも、たまにぽっかりとエアポケットにはまってしまうときもあります。
今回、Aくんは自転車のカギを紛失してしまいました。
このままでは、Aくんの通塾の足がありません。
そこで、Aくんは塾長に助けを求める電話をしました。
「30分間、ずっと探していても見つからない。」
こう話すAくんの口調からは切迫感が伝わってきます。
塾長は、努めてゆっくりと言いました。
「それは困ったね。でも大丈夫よ。これから迎えに行くから。」
それを聞いたAくんは「本当ですか?」と声を弾ませたのです。

塾長は二重の意味で喜びました。
ひとつはAくんの心が一気に軽くなったことが、もうひとつはAくんが塾に行きたいと思ってくれていることが、それぞれ明確に分かったからです。

塾長は、およそ10年前の塾生の話をAくんにしました。
その生徒が自宅や自転車のカギを複数回なくしていたこと。
その子が紐を首にかけて、それにいくつかのカギをぶら下げるようにしたところ、それ以降はカギを失くさなかったこと。
その紐がちょっとおしゃれなアクセサリーのようだったこと。

もし、Aくんが持つカギが自転車のカギのみだったのならば、別の作戦も考えられます。
それは、カギそのものを変えること。
たとえば、ダイヤル式のチェーンロックにする手もあります。
それだけでは不安だというのなら、複数個のロックを用意すればよいでしょう。
この方法ならば、小さくて紛失しやすいカギを持ち歩かなくても済みます。

「『次回から気を付けよう。』は対策になっていない。」
これは、塾長の口癖のひとつです。
そもそも、何か失敗したときの原因のほとんどは、そのことに対して注意が向かなかったことにあります。
そして、それは確率の低いことがたまたま起こった場合よりも、そうなりやすい要因が複数あって、失敗する確率が高かったから起こった場合のほうが、圧倒的に多いのです。
(このことは、数学の「事後確率」で証明ができます。)

よって、同じ失敗を繰り返さないための対策となり得るのは、
1.物理的に
2.手順的に
3.仕組み的に
の3つしかないと塾長は考えています。
少なくともこの3つのうちの1つを用いて、できれば2つまたは3つを組み合わせて、そうして作り上げた防止策が、本当に実効性のあるものとなるのではないでしょうか。
そして、その実効性は普段の生活でも学校の勉強でも場面を問わず担保されていると、塾長は考えています。

なぜ塾長がそう思うのかの説明は、また別の機会に。
メジャーリーガーの大谷選手の高校時代の監督の指導方針が、「実効性」に優れていたと塾長は考えているのですが、その説明文を書こうとすると文字数が多くなってしまいます。
なので、塾長は、またいつかQED日誌に別記事で書くこととします。

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