2023-02-19

QED進学塾の小学4年生(Y)~2023年度の採択教材

QED進学塾の小学4年生のYくんの2023年度の採択教材です。

これまでYくんは、通信添削教材の『チャレンジ』学習してきました。
そして、分からないところを塾で質問していました。
同教材は、国語・算数・理科・社会の4教科がバランスよく配合されていて、各教科の問題の質も十分に良質で、大変良い教材でした。
しかしながら、Yくんの毎日の学習ペースからすると、分量過多という側面もあり、今後は同教材を継続学習しないこととなりました。
継続しないという判断は、塾長が保護者さまにそう働きかけた結果ではありません。
むしろ、塾長は、Yくんが同教材を無理なく消化する日が近く訪れる日を期待して、どちらかと言えば継続を望んでいたほうなのです。
それでも、Yくんのお母さまが『チャレンジ』の「打ち切り」を決断されたことは、100%自己判断であって、Yくんの家庭学習の様子を毎日見ているお母さまだからこそできた判断だと塾長は思うのです。

ですから、塾長の頭は一瞬で切り替わりました。
塾長は、Yくんより「『チャレンジ』打ち切り」の報を聞いた瞬間から、次年度のYくんの採択教材の選定に入りました。
そして、『栄光ワーク』が最善であるとの判断に至りました。
この段階で、2023年度にYくんが同教材を学習することはぼぼ確定です。

とは言え、塾長は「この教材で勉強しなさい。」と一方的に告知することはありませんでした。
正確に言えば、QED進学塾を開校してからの17年間で、一方的告知は一度もありません。
というのは、「塾生の学習意欲を如何に向上させるか」という観点で、生徒が「納得して」採択した教材であることが極めて重要なことであると、塾長は認識しているからなのです。

塾長は、Yくんに『2023年度 教材カタログ』を見せながら、以下のような話をしました。

塾長「この本はね、ほかの教材よりも易しい問題から勉強できる本なんだよ。」
Yくん「(グラフを見て)ほんとだ。」
塾長「でもね、すごく難しい問題もあるんだ。」
Yくん「(グラフを見ると)たしかに・・・」
塾長「易しい問題は必ず解くけれども、難しい問題はYくんが『やりたい』と思った時だけ解けばいいんだよ。」
Yくん「じゃあこの本にする!」

同カタログには、各教材の「難易度グラフ」が掲載されています。
そのグラフは、各教材に掲載されている問題のうち、最も易しい問題はどのレベルからなのか、最も易しい問題はどのレベルまでなのか、それが一目瞭然で分かるグラフなのです。

Yくんは、そのグラフを見て「自分の目で」教材の問題レベルを確認しました。
そして、その問題レベルが易しいほうにも難しいほうにも、両方に対応できている教材が『栄光ワーク』であることを理解することができました。
そのうえで塾長が「いちばん難しい問題は、Yくんがやりたいと思ったときだけやればいいよ。」と言っているのですから、Yくんが同書を選ばない理由はなくなりました。

かくして、Yくんは「この本で勉強したい。」と心から思うことができたのです。
これは、非常に大きなアドヴァンテージです。

児童・生徒が新教材を履修開始する際に、その教材に対するイメージがその後の学習を左右します。
塾生が「これならやれそう!」と思うのか、「これは難しそう。嫌だなあ。」と思うのか、その両者には雲泥の差がありあす。
前者は塾生のやる気を向上させ、後者は逆に減退させるからです。
つまり、塾生が教材の「第1ページ目」を見た時の印象が、その後の学習を大きく左右するのです。
Yくんは、新教材の1ページ目を履修開始する前段階、すなわち教材選択の段階の「0ページ目」から既にアドヴァンテージを得ているのです。

これでYくんは、「これが勉強したい。」と心から思えた教材で、5年生の勉強をスタートさせることができます。
このことは、「用意ドン」のスタートを切る前に、ほかのみんなは静止状態からスタートを切るのに、自分だけは助走をつけてスタートしているのと同じことです。
いきなり、リードした状態から競走を始められるのです。
さあ、もうすぐ5年生の始りです。
ロケットスタートで同級生に差をつけましょう。

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