Q.E.D.進学塾の中学2年生たちは、今日と明日の両日に2学期期末試験を受験します。中2生たちの通っている学校はJ中学とT中学の2校ですが、両校とも同一日程での試験なのです。
中2生たちは金曜日の夜に続いて昨夜も全員が登塾し試験勉強に励みました。
積極的に質問をする子もいればそうでない子もいます。塾長が注意深く観察するのは後者の子です。
塾長「Nちゃん、聞きたいところはない?」
Nちゃん「ないです。」
塾長がNちゃんの解いている学校ワークを見ると、runningは正しく書けているのに、swimingは間違えていました。どうやらNちゃんは現在分詞を丸暗記しようとしていたようです。
塾長「swimmingはrunningと同じ法則よ。」
Nちゃん「??」
塾長「短母音+子音で終わる動詞にingをつけるときは、子音×2+ingなのよ。」
Nちゃん「分かった。」
一方、社会を勉強していたKiちゃんは、目が一点で止まり何やら考え込んでいます。
塾長「八幡製鉄所の立地にどうして北九州が選ばれたんだろう?」
Kiちゃん「分かりません。」
塾長「理由の一つは、北九州が鉄鉱石の輸入元である中国に近かったこと、もう一つは北九州に炭鉱があったことよ。」
Kiちゃん「うーん。」
塾長「鉄鉱石は鉄を含む石、つまり原材料。炭鉱は石炭の取れる山、石炭は溶鉱炉の燃料ね。」
Kiちゃん「わかった。」
塾長のKiちゃんへの説明にNちゃんも隣席で耳を傾けていました。
塾長「明日もおいで。」
中2生一同「はい。」
そして今夜も全員登塾の中2生です。やる気に満ち溢れています。塾長としては嬉しい限りです。
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