2013-11-13

Q.E.D.進学塾の公立中学1年生~数学の新単元

Q.E.D.進学塾の公立中学1年生のKちゃんは昨夜から数学の新単元「反比例」を学習しています。昨夜の授業でKちゃんが苦戦していたのは「変域」です。Kちゃんは変域を表す不等式を見て座標平面に領域を図示することに苦労していたのでした。
中学数学で学ぶ関数は、1年次に比例と反比例、2年次に一次関数、3年次に二次関数、これだけです。中2までに学ぶ関数の変域は端点の座標を調べるだけで求められるので、領域の図示ができなくても解くことができます。しかしそれが通用するのは中2までで、中3からは「端点を調べるだけ」では正答にたどり着けなくなるのです。中3で学ぶ二次関数は原点を頂点とする放物線のみなので「端点と原点」を調べることで解くことは可能ですが、高1で学ぶ放物線ではこの解法が通じなくなります。
Kちゃんは学校の授業に十二分に付いて行けています。その余力を学校の予習や検定試験の勉強に充てているのです。であるならば「今だけ」しか通用しない解法を間に合わせで覚えるよりも、大学入試はもちろんのことその先まで使える解法をぜひ習得してほしいと塾長は考え、昨夜の授業でKちゃんに領域を図示することを教えました。Kちゃんは「難しい。」と言っていましたが、8割がたは理解してくれています。残りの2割は問題を解きながら覚えて行ってほしいところです。
塾長はKちゃんに小手先の技ではなく本質を学んでほしいと願っています。本質的な学習をすることで今する苦労が増えることでしょうが、それはこの先何倍にもなって返ってくるのです。

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