2013-08-06

Q.E.D.進学塾の高校2年生~初日の授業を終えて

Q.E.D.進学塾の高校2年生のMちゃんは昨日初日の授業を受講しました。朝9時から正午までの3時間、化学と英語を学習しました。化学では分子量の値からアイソトープ(同位体)の存在比を求める問題に苦戦していたMちゃんです。塾長がその問題の解説を開始する直前に思い浮かんだのは、Mちゃんのお父さまが初めて塾を訪問したときの「基礎を教えてほしい。」という言葉でした。Q.E.D.の教育理念の根幹をなす「基礎学力重視」の指導方針との一致を見て、塾長は嬉しく思い、ずっと忘れられない言葉となったのです。
Mちゃんが小学6年生のときに理科で「てこの原理」を学習しました。そのうちのひとつが「シーソーのしくみ」でした。体重がそれぞれ60kg,30kgの親子がいたとします。重さの比=2:1です。シーソーの中心(支点)から1mの距離に父が座り、2mの距離に娘が座ればシーソーは釣り合います。このとき、長さの比=1:2です。つまり重さの比(2:1)と長さの比(1:2)は逆比になっているのです。この考え方がアイソトープの存在比を求める問題にも応用できます。塾長はまず小学校履修範囲であるシーソーの説明から入り、続いて中学校履修範囲の水とお湯との混合後の温度を説明し、最後に高校履修範囲のアイソトープの存在比を説明しました。Mちゃんはこの3段階とも難なく理解し、公式を使わずとも問題を解くことができたのです。塾長は今後もMちゃんにこのような段階を踏んだ指導をしていきたいと思います。どの科目でも原理原則を十分理解しながら学習を進めて行くことが大切です。殊に理数の学習においては原理原則の重要性が大きいのです。

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