2013-06-13

Q.E.D.進学塾の私立中学3年生~自主性と実行力

Q.E.D.進学塾の私立中学3年生のMちゃんは理数科目に自信を深めています。根拠のない自信ではありません。1学期中間試験の数学A・数学B・理科Ⅰ・理科Ⅱの2教科4科目の合計200点満点のうち194点を取ったことが、Mちゃんの数学・理科に対する自信の拠り所となっているのです。
そんなMちゃんでも苦手な単元がごく一部にあります。昨日の水曜日の塾の授業でMちゃんは、

1. 1つの台形を2本の対角線で4分割してできる、4つの3角形の面積比。(数学B)
2. 磁界の向き・電流の向き・力の向きの相関。(理科Ⅰ)
を学習しました。

上記1.2.ともMちゃんが小学6年生の夏に一度学習している項目です。それから既に3年が経過していますが、塾長はMちゃんが1.2.に大苦戦していたことをよく覚えています。そして昨日の授業でも3年前と同じようにMちゃんはやや苦戦していました。そのため普段よりも授業時間が長くなってしまい、Mちゃんが毎日楽しみにしているパソコンの時間が無くなってしまいました。

塾長「ごめんね。明日は30分遊べるようにするね。」
Mちゃん「いいの。Mができなかったのがいけないの。」

それから一夜明けた本日木曜日の授業の冒頭で、昨日の1.2.復習問題を学習したところ、Mちゃんは驚くほどすらすらと解いてくれました。

塾長「よくできたね。もしかして昨日おうちで1.2.を復習した?」
Mちゃん「うん。」
塾長「えらいねえ。」
Mちゃん「えっへん。」

宿題でもないのにMちゃんは家に帰ってから自主的に復習をしてきたのです。塾長はMちゃんの「できるようになりたい。」という意思を感じました。

今夜木曜日の授業では因数分解(数学A)を学習しました。学校で習った解き方よりも速く楽に解ける解法を教えました。Mちゃんの解き慣れていない解法を学習したので、「Mちゃんにもう少し問題数を解いてもらって演習したい。」が塾長の本音だったのですが・・・

塾長「昨日の約束通り30分パソコンしていいよ。」
Mちゃん「やった。」
塾長「ほんとはもう2・3問だけ問題を解いて欲しいんだけど・・・」
Mちゃん「おうちでやってくるよ。」

Mちゃんは自宅で復習すると塾で習ったことがより身に着くと分かったようです。どんな学習をすべきなのか自ら考え、そしてそれを実行できるのがMちゃんの素晴らしいところです。Mちゃんの自主性と実行力に拍手です。

塾長「今日学校で習った問題の中から2問か3問をMちゃんが自分で選んで、新しい解法で解いてきてね。」
Mちゃん「うん、わかった。」

数学の試験で「この問題はこういう解法で解きなさい。」と書いてあることは稀です。どの問題にどんな解法を適用できるのかは自分で判断しなくてはならないのです。つまり問題の本質を瞬時に見極める目を養う必要があります。塾長がMちゃんに「問題を自分で選んで。」と言ったのは、Mちゃんの問題を見る目を肥やしたいと言う意図があってのことです。
もうひとつ付け加えるならば、「自分で選ぶ。」ことは生徒の主体性を伸長します。Mちゃんが3年生になって急速に育ちつつある自主性・主体性をさらに伸ばしていきたいと考えています。

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