2014-08-07

Q.E.D.進学塾の中学2年生~数学を基礎からていねいに

Q.E.D.進学塾の中学2年生のNちゃんは数学を基礎からていねいに学習しています。

【例題】
1-(+2)-(-3)+(-4)+(+5)-6
=1-2+3-4+5-6
=(1+3+5)-(2+4+6)
=9-12
=-3

【解法】 ・・・・・・・・・・・・・【部分点】
step0. 問題をノートに写す。・・・・・・ 1点
step1. ()を外す。・・・・・・・・・・・ 1点
step2. 正の項を□、負の項を○で囲む。・ 2点
step3. (正の項の和)-(負の項の和)。 ・・ 2点
step4. A-B。 ・・・・・・・・・・・・・ 2点
step5. 答え。・・・・・・・・・・・・・ 2点
計 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・10点

Nちゃんは一昨日の火曜日の授業で上記の例題を学びました。ノートの見開きの左側のページに1行ずつ【解法】を切ってのりで貼り、【解法】の行間に【例題】の数式を1行ずつ鉛筆で記入したのです。

Nちゃんは分からないことをきちんと質問してくれました。そこに塾長は補足説明を加えました。Nちゃんは説明を左のページに書き込み、【例題】の詳解を1ページにきれいにまとめました。

ノートの右ページには『計算の級別トレーニング』のコピーを1枚貼り付けました。これが水曜日の宿題です。塾長は今日の授業で宿題の出来を見て、次に進むべきか復習すべきかを判断します。

塾長「左のページを見ながら右の宿題を解いてよいのよ。」
Nちゃん「はい。」

Nちゃんは授業をとてもよく理解できていました。しかし次の日になると忘れてしまうことがいくつかあるやも知れません。そんなときは隣のページを見て宿題を解けばよいのです。まずは美しいフォームを固めるところからです。

Nちゃんは「これならできる。」と確かな手応えを感じています。その安心感のためでしょうか、Nちゃんはこれまでの数学学習でつらかったことを塾長に話してくれました。

Nちゃんが理解できないままに授業が進んで行ったこと、それでも何とかついて行こうとがんばったこと、あまりにも分からないので途中で思考を停止させてしまったこと、通常授業後の居残り補習が常態化していたこと、Nちゃんは塾長にこれらをとつとつと語ってくれました。

Nちゃんは思っていたことを吐き出していくらか気が楽になったようです。話し終わった後のNちゃんはすっきりした表情をしていました。

塾長はNちゃんに二度とつらい思いをさせたくありません。「分かる。」をひとつひとつ積み上げて行く喜び、すなわち学習本来の喜びを感じてほしいと思います。

一昨日の授業終了直後、塾長はNちゃんにこう言いました。

塾長「疲れたでしょ。頭をいっぱい使ったもんね。」
Nちゃん「はい、疲れました。」

笑顔でこう返してくれたNちゃんでした。

塾長はNちゃんに「がんばれ。」とは言いません。言わなくても全力でがんばる子だからです。Nちゃんが頭をフル回転して問題を解こう、解き方を理解しようとしているのが手に取るように分かるのです。

1授業1テーマ。これを120%理解することが毎回の授業目標です。それを1ページの宿題、すなわち演習問題で定着させて行くのです。

Nちゃんが学ぶ楽しさをかみしめながら、学力を一歩ずつ伸ばし続けてくれることを塾長は願っています。

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