2013-07-30

Q.E.D.進学塾の私立中学3年生と公立中学1年生~夏期講習会の朝の部

Q.E.D.進学塾の私立中学3年生のMちゃんと公立中学1年生のKちゃんは、夏期講習会の朝の部(9時から正午まで)に参加しています。2人は毎朝3時間、机を並べて一緒に勉強しているのです。そして2人は大の仲良しです。先週はKちゃんが午後の部に回った日があり、その一日だけ2人は別々の時間帯の授業でした。珍しくKちゃんがいない午前の部です。そのときを狙って塾長はMちゃんにKちゃんの話題を振りました。Mちゃんの目にKちゃんの授業中の様子がどう映っているかについてです。
Mちゃん「(Kちゃんの)学習量を減らす代わりに密度を上げたらいいと思う。」
塾長も同じことを考えていました。塾長の考えをを見透かしたような先週のMちゃんの発言でした。

Kちゃんの毎日の学習量の多さは、中学1年生ながら3年生に負けないほどです。その豊富な学習量がKちゃんの成績急上昇の原動力になっています。
Kちゃんの1学期期末試験の学年順位=1学期中間試験の学年順位÷4。
同一学期の短期間でこれほど成績を伸ばした子を塾長は過去に見たことがありません。

しかし学習量が豊富であることは、裏を返せば時間の余裕が少ないということです。
【昨日の授業での会話文】
Kちゃん「学校の宿題が全然終わってない><」
塾長 「明日から数学の問題数を減らすね。塾でも宿題ができるように。」
Kちゃん「うん。」
塾長「先週KちゃんがいないときにMちゃんが『Kちゃんの1日の勉強の量を減らして密度を増やす。』ことを塾長に提言してくれたんだよ。」
Kちゃん「えへへ。」
塾長「MちゃんはKちゃんのことをよく見てるよね。実はMちゃんもそうして欲しいのかも。」
Mちゃん「まあね。」
【会話文おわり】

Mちゃんの提言は、MちゃんのKちゃんに対する観察眼と、Mちゃん自身の願望によるものでした。そこで塾長は早速昨日の授業から「量より質」へのシフトを実行に移しました。Mちゃんが「量を減らして密度を上げて。」と言っているのは、勉強をさぼりたいからではなく、毎日の学習事項をもっと詳しく深く理解したいからです。Mちゃんの真意は塾長に十分伝わりました。だから塾長は即実行に移したのです。授業中の2人の表情はいつにも増して楽しそうでした。
塾生たちは塾長に対して積極的に要望を出してくれます。塾長はこれからも塾生たちの声に耳を傾け、小さな改善を積み重ねて行きたいと考えています。

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