2013-04-23

Q.E.D.進学塾の中学1年生~1:1で2時間授業

Q.E.D.進学塾の中学1年生のKちゃんの昨夜の授業は、17時から19時までの2時間の全てがマンツーマン授業でした。小学4・5年生のお休みと中学3年生の部活が重なってそうなったのです。塾長はこれを好機とばかりにKちゃんの授業計画を組み替えました。国語・英語・理科の3教科の授業を取りやめ、今週の月・火・水曜日の3日間で学習予定だった数学と社会科の複合授業を、昨日の月曜日の2時間の集中講義にしたのです。Kちゃんは熱心に授業参加してくれて学習予定の一歩先まで習得してくれました。「一歩先」まで学習できたのはKちゃんが地理を学習するための下地を既に持っていたからです。

塾長「・・・・・というわけでメルカトル図法では高緯度地方の面積は実際よりも引き伸ばされているのよ。」
Kちゃん「だから地図で大きい国だと思ってたのに、地球儀だと小さかったんだあ。」

Kちゃんは社会科に興味があり得意科目としています。それがよく分かる上記の一言です。Kちゃんは地図も地球儀もよく見ていて、かつその2つを比較して「大きさの違い」を発見し、以前から疑問に思っていたのです。その謎が氷解したKちゃんはすっきり晴れやかな表情をしていました。

授業時間の全てが1:1という機会はそう多くはありません。しかし登塾時間のずれにより部分的に1:1の授業になることはたびたびあります。そのマンツーマン授業の時間は「ここぞとばかりに教え込む」ことをしたくなるのが常です。しかし児童・生徒が既にもっているバックボーンを引き出し、その上に新たな知識を重ねていくほうが、学力を大きく伸ばすのに有効であると気づかされた出来事でした。

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