2012-11-24

Q.E.D.進学塾の手作り教材~フォニックスと九九(2)

Q.E.D.進学塾の児童たちの算数・数学は各人各様の学習をしています。3年生のMくんはかけ算を、4年生のRちゃんは割り算を、6年生のSくんは四則混合計算を、6年生のKちゃんは文字式を、それぞれ学習中です。今学んでいる単元は異なっても、4人の児童に共通する課題があります。かけざん九九に習熟することです。
たとえば7×8=56の計算をするのに、7×1=7、7×2=14・・・・・7×7=49、7×8=56、と順番に辿って答えの56を導き出すのが第一段階です。3年生の子は今ちょうどこの段階です。しかしこれでは計算に手間暇がかかってしまい、10問、20問と解く問題数が増えるほどに計算がいやになってきます。短時間で楽に計算するためには、「7×8=56」が瞬時に出てくるようにすることが必要です。これが第二段階です。そして第三段階は、56から7×8と8×7が言えること、すなわち答えから式が導けることです。最終の第四段階は九九の枠を越えて、14×4=56や28×2=56が瞬時にみちびけることで、これは中学生になってからの学習事項です。

昨日のQ.E.D.日誌に「フォニックス学習カード」を手作りしているという記事を書きました。そのカードと同一の仕組みで「九九カード」を製作します。上記の「第三段階」まで習熟するためのカードです。英語と算数の教科の違いはあっても、共通のシステムを用いることにより、早期に使い方に慣れてもらおうと考えています。まずは「フォニックス学習カード」を先行導入し、その後「九九カード」を導入する予定です。フォニックスや九九といった基礎知識を、児童たちに完全習得してほしいものです。これらの知識は今後の英数の学習を円滑に進めるために大いに役立ってくれます。

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