2020-07-04

QED進学塾の塾長~考え方・教え方(4)

QED進学塾の塾長は、2020年6月13日よりQED日誌に連載記事を書き始めました。
塾長はどのような考え方のもと何をどう教えているのか、それについての不定期連載です。
連載記事のサブタイトルは【QED進学塾の理数授業~比・熱量・内分点ほか(4)】で、今日はその第4回目です。

【連載記事の前回(第3回)はこちら】
http://qedjuku.blogspot.com/2020/06/qed.html

【20℃の冷水と80℃の熱湯を混合する。】
(1)質量の比が1:1
水温は20℃と80℃の中点です。
20+80=100
100÷2=50
よって、混合後の水の温度は50℃です。
しかし、これでは熱すぎて入浴できません。

(2)質量の比が2:1
さきほどの(1)では熱すぎたので、
もう少し水温を下げたいですね。
そこで、今度は冷水の割合を増やしてみましょう。
当然(1)の50℃よりは20℃寄りになるはずです。

混合後の水温を□℃とすると、
 □-20:80-□
= 1 : 2
になります。
(線分図で表せば一目瞭然です。)
つまり「□は20と80を1:2に内分する点。」と言えます。

しかし、いきなり高校数学の内分点を教えることはできません。
そこで、内分点を算数化します。

左端(20℃)から右端(80℃)までの線分の長さは、
80-20=60
60の長さを、1+2=3(等分)に分けると、
60÷3=20
左端(20℃)から右に20だけ移動すると、
20+20=40
よって、混合後の水温は40℃です。
ちょうどよい湯加減になりました。

たしかめ算
右端(80℃)から左に20×2=40だけ移動すると、
80-40=40
なるほど、間違いなく40℃のお湯ですね。

(2)の答え・・・40℃

答えが出ました。
しかし、これで終わりではありません。
続きはまた明日のQED日誌にて。

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