2020-07-16

QED進学塾の小学5年生~昨日の算数

QED進学塾の小学5年生は昨日の算数の時間に最小公倍数と平均を学習しました。

【算数】
(1)『まるいち算』
今週月曜日の小テスト問題と次週月曜日の小テスト問題は同じ解法で解くことができます。
昨日塾長は児童に「来週の小テストはできそう?」と尋ねました。
児童は自信満々で「できる。」と答えました。
そこで、昨日の授業では『まるいち算』の問題を一切扱いませんでした。
来週月曜日までに児童が自力で問題を解き、どう解いたのかを小テストで披露してくれることを塾長は期待しています。

(2)【塾長の自作問題】
1/130+1/195
「最小公倍数の求め方」のよい練習問題になりました。
a. 分母の1の位が0と5→5で割り切れる。
b. 5で割ると分母は26と39。
児童はここまではすらすら解けました。

しかし、ここで鉛筆が止まります。
児童が13の段を「トランプの数」として覚えたのは4か月以上も前のことですから、忘れてしまうのも仕方ありません。

そこで、塾長は別の作戦を教えました。
「割り切れる数でとりあえず割ってみる」作戦です。
c. 26は(1の位が6なので)2で割ってみると13になる。
d. 39は(3+9=12なので)3で割ってみると13になる。
e. c.d.より、26と39はともに13で割り切れて、2と3になる。
かくして児童は、最小公倍数が「130×3=195×2=390」となることを知りました。

児童「できた。答え5/390。」
塾長「本当?」
児童「(自信なさそうに)うん。」
塾長「分子と分母の1の位をじっと見てごらん。」
(10秒の沈黙)
児童「5で割れる。」
塾長「その通り!」
答えが出たと思っても油断せず、その答えが本当に既約分数なのかを確認する習慣をぜひとも身に着けてほしいものです。

児童は、8月には『計算級別』の16級と15級を同時に解き終わる予定です。
そして、小学生最後の級である14級に進級します。
14級は分数の四則混合計算なので、通分・約分のオンパレードです。
ですから、児童が14級のH問題を解き切るころには、答えを既約分数で書く習慣が身に着いていることでしょう。

(3)『力がつく計算ドリル 小学6年生』
1.棒グラフの凸凹を「均して」平均を求める。
2.棒グラフを書かずに1.を行う。
3.「平均=合計÷個数」の公式を用いて平均を求める。
4.「仮平均」を利用して平均を求める。
5.「平均」を利用して平面図形の面積を求める。
6.「平均」を利用して立体図形の体積を求める。
7.中点連結定理と相似な三角形の面積比。

昨日は、上記の「1.2.3.4.」を学習しました。
「5.6.7.」は次週に学習します。

児童の得意・不得意がはっきり見えてきました。
3.は常にできる。
1.2.4.で補正の必要がない問題はすらすらできる。
しかし、補正が必要な問題は難航する。

児童が補正を得意になるために、来週の授業で塾長は図解で解説する予定です。
児童が図をたくさん書いて手を動かしながら補正の感覚をつかんでもらいます。
そうすれば、区分求積や図形に平均を応用することも理解しやすくなるでしょう。

【次週以降の学習予定】
『力がつく計算ドリル 小学6年生』の第64章~第67章の「比・比例式」を少しずつ学習して行きます。

【追記】
昨日の授業で児童は「3つの数の最小公倍数の求め方」を学習しました。
まずは、3つとも割り切れる数で割ること。
その作業が終わった段階で「最大公約数」が求められること。
3つとも割り切れる数がなくなったら、2つだけが割り切れる数で割ること。
このとき割れなかった残りの1つはそのままおろすこと。
児童は以上の手順を完璧にマスターしました。

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