2020-07-14

QED進学塾の小学5年生~昨日の国語

QED進学塾の小学5年生は、昨日の国語の時間に語句と要約の学習をしました。
児童は、『アインストーンPrimary』の本文の一つを2段階で要約していました。
1.段落ごとの要約をする。
2.1.の要約文をまとめて全体の要約文を作る。

塾長が児童に何故そのような2段階の手法を取ったのか尋ねたところ、「全体の要約を一発で作るのが難しかったから。」との返答がありました。
塾長は、児童が難関をクリアする方法を児童が自分で考えたことをほめました。
そして、その方法が力の付く学習法であることを児童に伝えました。

たとえば、ある文章が「起承転結」の構成で、全部で5つの段落に分けられていたとします。
この文章の段落ごとの要約文を5つ作った子には、見えてくるものがあります。
1段落目が「起」、2段落目と3段落目が「承」、4段落目が「転」、5段落目が「結」だったと。
また、別の文章では「序論・本論・結論」のこともあるでしょう。
こうして、児童は文章がどのように構成されているのかを知ることができます。
そして、文章構成のパターンを知ることは読解力の向上に直結するのです。

それだけではありません。
文章構成の知識は、自分で作文をするときにも役立ちます。
「起承転結」型の文章を書くのは難易度が高い(文章のハイライトとなる「転」が特に難しい)と思えば、「序論・本論・結論」型で書けばよいでしょう。

さらに、作文しやすいのは「結論・本論・結論」型で、これが塾長のお薦めです。
第1段落・・・AはCである。
第2段落・・・なぜならば、AはBであり、B=Cだからだ。
第3段落・・・結局、AはCと言える。
このような、3段落構成が最も作文がしやすいという児童は多いのです。

現在の児童の国語学習のテーマは、第1に語彙力の増強、第2に読解力の向上です。
そして、この先の第3に記述力upがあります。
ひとつひとつ階段を上るように力をつけて行ってほしいものです。

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