2020-07-31

QED進学塾の塾長~考え方・教え方(9)

QED進学塾の塾長は、2020年6月13日よりQED日誌に連載記事を書き始めました。
今日は7月24日の連載記事(第8回)の続き(第9回)です。

【前回の問題を再掲】
3人の児童があるテスト受けたところ、2人が20点で、もう1人が80点でした。
この3人の平均点を求めなさい。
【再掲終わり】

前回(連載第8回)では、この問題を線分図に表して、
20と80を1:2に内分する点が40だから、平均点は40点。
このようにして、内分点すなわち平均点を求めました。

今回(連載第9回)では、この問題を平均の定義に従って求めてみましょう。
平均とは、文字通り「平らに均す」ことです。
1人だけが80点と突出しているので、その凸部を削って平らに均します。

凸部の大きさは、
80-20=60・・・(1)

これを3人で分担するので、
60÷3=20・・・(2)

よって、平均点は、
20+20=40[点]・・・(3)

かくして平均点を求めることができました。

上記の(1)(2)(3)を前回(連載第8回)の内分点に当てはめてみましょう。
(1)の60は、線分図にしたときの線分の長さにほかならなりません。
(2)の3は、1:2の内分点の「1+2」です。
(3)は、線分の左端の20より20(1:2の1に相当する量)だけ右の点を求めています。
あるいは、線分の右端の80より40(1:2の2に相当する量)だけ左の点を求めても、
「80-40=40」となって一致することが確かめられます。

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