Q.E.D.進学塾の中学3年生のKiちゃんは、学校の宿題も塾の宿題もきちんと学習しています。そんなKiちゃんの春期課題で最後まで残っていたのが数学でした。
Kiちゃん「数学の宿題がやりたい。」
塾長「いいよ。提出期限は?」
Kiちゃん「4月10日です。」
塾長「日にちが迫ってるね、すぐやろう。」
昨夜、振り替え授業で登塾してきたKiちゃんは、2時間まるまるのマンツーマン授業でした。途中で20分間だけ英語を挟んだほかは、ずっと数学漬けのKiちゃんでした。
がんばった甲斐あって、昨夜9時半過ぎにKiちゃんは数学の春期課題を完了しました。そして晴れやかな顔で帰宅して行きました。
塾長「よくがんばりました。明日は英語の小テストの勉強をして、明後日は数学の宿題を提出して、それから登塾しておいで。」
Kiちゃん「はい。」
昨夜はKiちゃんの英語の小テスト(不規則動詞活用表)の出来が芳しくありませんでした。いつも単語を覚えてから登塾して来るKiちゃんにしては珍しいことです。
その理由が分かりました。Kiちゃんは自宅でも数学の宿題に追われていて、英語に手が回らなかったのでしょう。
学校の宿題は家で学習する、塾では塾教材を学習する、これは理想論です。しかし現実にこれを実行できる生徒がはたして何人いるでしょうか。
そんな理想論を唱えていては、生徒が苦しむだけで学力は伸びないと塾長は考えています。
生徒は塾教材を学習しているさなかにあっても、学校の宿題のことが気がかりですから集中して勉強できるはずもなく、学習効率は上がりません。
そして帰宅後は深夜まで宿題に追われます。その結果、翌朝寝不足で登校することになり、学校の授業に身が入りません。
このような悪循環を避けるために、塾長は塾に学校の宿題を持ち込むことをよしとしているのです。また、生徒が今いちばん学習したいことを学習するのが、最も身になる勉強の仕方です。
高校入試まで残り11か月です。11か月しかないとも言えますし、11か月もあるとも言えます。しかし長丁場であることに間違いありません。
無理のない学習計画で継続的に学力を積み上げて行きたいものです。
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