Q.E.D.進学塾の小学3年生のYちゃんは、今夜初めて分数を学習しました。
まずは分数の読み方・書き方からです。
塾長「1を2つに分けたうちの1つを2分の1と言います。1/2と書きます。上から読むと『1わる2』です。」
塾長はケーキをナイフで切った絵と上記の文章を板書して、Yちゃんに音読・筆記してもらいました。Yちゃんは今夜初めて分数を習ったとは思えないほどすらすらと読み書きしていました。
帯グラフが読めても、円グラフが読めない児童は少なくありません。それを考えると、いきなりケーキ(円)の図から分数学習を開始するのはハードルが高いのです。
そのためほとんどの問題集は、帯を等分する図から分数の説明を始めており、Yちゃんの学習している問題集もそうでした。
しかし塾長はYちゃんに敢えて高いハードルにチャレンジさせました。そしてYちゃんは何事もなかったかのように分数の考え方を「ケーキ」で習得してしまいました。賢い子です。
塾長「本当に分数を習うのが初めて?」
Yちゃん「うん。」
塾長「こんなに簡単に分かってしまうYちゃんはすごいねえ。」
Yちゃん(にっこり)
1/4 + 2/4 = 3/4。
3/4 + 1/4 = 4/4 = 1。
Yちゃんは上記の計算をケーキの図を書きながら難なくこなします。そして1時間の算数の授業が終わるころには、図がなくてもすらすらと解けるまでに上達しました。
問題集2ページを全問正解したYちゃんの顔は、達成感と自信に満ちていました。
昨夜塾長は、最後の式「3/4 + 1/4 = 4/4 = 1」までを、1時間×2日=2時間で学習する計画を立てていました。
ところがYちゃんの飲み込みがあまりにも素晴らしいので、1時間のマンツーマン授業に切り替え、今夜1日で最後まで学習することにしたのです。
Yちゃんは、授業の仕上げに問題集2ページの全問を音読しました。淀みなく読み上げるYちゃんの姿に、塾長は頼もしささえ覚えていました。
塾長はこれからも余裕を持った学習計画を立てるつもりです。Yちゃんの習得速度が速いときは、次の時間の予定を前倒して学習すればよいのですから。
Yちゃんが今後も順調に学力を伸長し続けてくれることを塾長は願っています。
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