2015-04-13

Q.E.D.進学塾の中学3年生~学習効果を高めるために

Q.E.D.進学塾の高校受験生を対象とする授業にMoちゃん先生が初参戦したのは先週末のことでした。

Moちゃん先生は、Nちゃんに個別授業で連立方程式の計算を教えました。連立方程式は今Nちゃんが大苦戦している単元で、かつ4月19日の北辰テストの試験範囲でもあります。

数学で一度ももがき苦しんだ経験のない塾長と、その経験のあるMoちゃん先生とでは、教え方に違いがあって当然で、Nちゃんに苦手単元を別の視点から今一度見つめ直してほしいと塾長は考えたのです。

果たして、教え方の差異は如実に表れました。その顕著な例が、連立方程式を解く途中式に出現した「-21+3」です。

Moちゃん先生は「図で説明するね。」と言って数直線を書き、矢印を書き込んで答えの「-18」を導き出す解法を教え、Nちゃんはそれを理解することができました。

一方、塾長はNちゃんに式変形での解法を教えました。
-21+3
=3-21
=-(21-3)
=-18
Nちゃん「これ、やった。思い出した。」

この解法はNちゃんが正負の数の学習で、かつて習得した解法なのですが、Nちゃんはすっかり忘れていて、板書を見て思い出したのです。

これでNちゃんは、2とおりの解法を身に着けました。もし試験当日に一方を忘れても、もう一方の解法で問題を解くことができます。路線を複数用意しておくメリットは大きいのです。

Moちゃん先生の帰宅後、塾長は嬉しそうな顔のNちゃんに尋ねました。

塾長「Moちゃん先生の授業を初めて受けてみてどうだった?」
Nちゃん「やさしくて分かり易かった。」

今後もここ一番でMoちゃん先生の力を借りたいと思った塾長でした。

Moちゃん先生がNちゃんに付きっきりで教えてくれている間に、塾長は他の受験生に個別授業をすることができました。

塾長がMoちゃん先生に担ってほしいと思うことは、大きく分けて次の二つです。
1、【個別授業】Moちゃん先生が2名を、塾長が3名を担当する。
2、【全体授業】塾長が板書説明しているときに、Moちゃん先生が机間指導をする。

よりきめ細かい指導で、受験生たちを栄冠へと導きたいものです。

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