2015-01-20

Q.E.D.進学塾の高校3年生~大学入試センター試験の自己採点

Q.E.D.進学塾の高校3年生のMoちゃんは昨夜、大学入試センター試験の自己採点結果を塾に持参しました。それを受けて塾長はMoちゃんと今後の受験戦略について話し合いました。

昨夜Moちゃんは17時に登塾し21時に帰宅しました。塾長はMoちゃんがセンター試験の翌日で疲れているだろうと予想していたのですが、Moちゃんは疲労の色など全く見せず、入試過去問を4時間学習したのです。目標を見据え真っ直ぐに進むMoちゃんに拍手です。

Moちゃん「死ぬ気でもうひとがんばりする。」
塾長「23時就寝はちゃんと守ってる?」
Moちゃん「うん。早起きして朝勉強してる。」
塾長「よかった。それを聞いて安心したよ。」

これからまだまだ長い戦いが続きます。早寝早起きで体調管理に努めてほしいところです。

昨夜の授業でMoちゃんが最も熱心に質問してきたのは、定義域と不等式の解についてです。

1.定義域が等号を含まないのに不等式の解は等号を含んでいる。
2.定義域が等号を含むのに不等式の解は等号を含んでいない。

Moちゃんはどうしてこんなことが起きるのか理解に苦しんでいたのです。

塾長は覚える必要はないと言いました。パターンを暗記しなくても(1)(2)(3)で調べることができるからです。

代わりに教えたのは、
(1)不等式のグラフとx軸との交点を通るように定義域を表す直線を引く。
(2)直線の式を書き、そのすぐ下に白丸・黒丸を書く。
(3)x軸上の点の適・不適を調べる。
の手順でした。

Moちゃんは、どうしてこの調べ方で「含む・含まない」を判別することができるのか、その理論を完全に理解しました。

大学入試には直球(典型問題)もあれば変化球(ひねった問題)もあります。理論を理解して自分のものにしてこそ、変化球への対応力すなわち応用力が身に着くというものです。

塾長が何も言わなくとも「死ぬ気でがんばる。」と言ったMoちゃんです。しかし、その「がんばる。」は闇雲に先を急いだり、分からなくても無理やり暗記して詰め込もうとしたり、方向性の間違った努力ではありません。

Moちゃんは受験戦線のこの最終盤に来てもなお、地に足の着いた勉強、すなわち学んだことを着実に理解し身に着ける学習ができているのです。

塾長はMoちゃんにこの学習姿勢を最後まで貫いてほしいと思います。Moちゃんが栄冠をつかむその日まで。

0 件のコメント:

コメントを投稿