Q.E.D.進学塾の中学2年生のNちゃんは、1学期と夏休みを通して四則演算を学習し計算の基礎を身に着けました。
Nちゃんはこれに自信を持ったのでしょう、「2学期からは学校の数学の授業で習ったばかりのところを、塾でも勉強したい。冬休みには『計算級別』を学習したい。」と希望しました。
塾長はNちゃんの希望に沿って学習計画を練りました。Nちゃんはこの冬休みに数学の一単元「方程式の計算」を履修完了しました。
今夜塾長はNちゃんに尋ねました。
塾長「3学期の塾の数学は、2学期みたいに学校と並行学習したい?」
Nちゃん「したい。」
予想通りの答えが返ってきました。
Nちゃんはこの冬に学習したことを実によく覚えています。
塾長「方程式が上手に解けるようになったね。忘れちゃったら勿体ないから、3学期も続けよう。1日1問でいいから。」
Nちゃん「 はい。」
Nちゃんは問題集に1月末までの日付けを1日1問ずつ記入しました。
これでNちゃんの3学期の数学の学習計画が固まりました。
生徒の希望を叶えることで学習意欲は高まります。自分が勉強したいことを学んでこそ意欲が増すというものです。Nちゃんの希望は「学校と並行学習」です。
しかし「全て希望通り」では非効率な学習に陥る危険があります。塾長がそこに修正を加えなくてはなりません。学問体系に沿った効率的な学習計画を立ててこそ学力が伸長できるのです。そこで塾長がNちゃんに提案したのが「方程式を1日1問」なのです。
今夜塾長はNちゃんに「2月から連立方程式を勉強しよう。」と伝えました。予め線路を引いた学習と臨機応変な学習の双方を組み合わせて、Nちゃんの学力を順調に積み上げていきたいものです。
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