Q.E.D.進学塾の中学2年生のMkちゃんは、2月8日(日)漢検を受験します。
昨日の土曜授業でMkちゃんは、登塾すると直ぐに漢検対策問題集を学習し始めました。同書を1時間学習したMkちゃんは「疲れた。」と言って少し休憩し、次に『アポロン数学』を学習、その後再び漢検の勉強を始め、お母さまが迎えに来るまでずっと勉強していました。
Mkちゃんが国語の授業で楽しみにしているのは『やさしい辞書』です。Mkちゃんが熟語を質問し、塾長がそれに答えます。
Mkちゃん「『健脚』って何?」
塾長「元気な足よ。」
塾長「たとえば90歳のおじいちゃんが自分の足でしっかり歩いていたら『健脚』。これは文字通り『健康な足』ね。」
塾長「『健脚を競いました。』は駅伝のニュースでの常套句よ。これは『速い足』ね。」
Mkちゃん「どっちも『元気な足』だ。」
土曜授業ではこのような質疑応答が繰り替えされました。
「健脚」を直訳すれば「健やかな足」が妥当なのですが、「健やか」という言葉がやや難しいのです。
では「健康な足」ではどうでしょう。これは「おじいちゃん」の例にはぴったり当てはまりますが、「駅伝」の例からは遠くなってしまいます。
そこで塾長は、どちらにも対応できる「元気な足」という表現を用いたのです。
授業時間は有限ですから「元気な足」という訳だけを教えることもあります。しかし、時間の許す限り、どうしてそのような訳になるのかを、用法・用例とともに教えて行きたいと塾長は考えています。より詳しく学習することで文字力と語彙力が身に着くからです。
文字力と語彙力は国語力の要であり、国語力はすべての教科の土台なのです。Mkちゃんが漢検の学習を通して国語力を向上させてくれることを塾長は願っています。
0 件のコメント:
コメントを投稿