2015-01-15

Q.E.D.進学塾の小学1・2年生~よく遊びよく学べ

Q.E.D.進学塾の小学1年生のAちゃんと2年生のYちゃんは大の仲良しです。授業終了後に教室の隣の部屋で一緒に遊ぶことを楽しみにしています。

昨夜、登塾してきたYちゃんは開口一番、
Yちゃん「先生、顔の絵を描いてみて。」
塾長「いいよ。」

いつもは登塾後すぐに勉強を始めるYちゃんが、珍しく塾長に絵を描くことを要望してきたのです。「どうしても描いて欲しい。」とYちゃんの顔に書いてあったので、塾長は即応じました。

Yちゃんの(似ていない)似顔絵を黒板に描く塾長を、Yちゃんは笑いながら見ていました。「Yも描く。」そう言ってYちゃんは塾長の絵の下に顔の絵を描きました。

それを見たAちゃんは、「どっちがうまいか○をつけよう。」と言い出して、投票が始まりました。結果はYちゃんの圧勝でした。

絵を描き始めてから投票が終わるまでの所要時間は10分ほど、そして両名は直ぐに漢字学習に取り掛かりました。絵で大笑いした両名は、いつも以上に筆が滑らかで、快調なペースで学習を進めていました。

手先を使う作業は脳を刺激します。笑ったり喜んだりすること、すなわち楽しいことは頭の回転数を上げてくれます。その効果を実感できた昨日の授業でした。

塾長はまず先に子どもを遊ばせるのも一手だと思いました。ただしそれは子どもが望んだとき、かつ短時間に限定しなければなりません。

子どもたちが授業前に遊ぼうとするとき、その遊びが10分を超えるようならば、塾長は「続きは勉強が終わった後でね。」と言うつもりです。

Aちゃんのお母さまは、Aちゃんの授業開始1時間後に塾に電話をかけてくれるのが常です。Aちゃんのお迎えのタイミングを計るためです。

Aちゃんが早く帰りたそうにしていれば直ぐお迎えに来ます。帰りたくなさそうならば更に1時間後、すなわち授業開始後2時間でお迎えに来るのです。

これはつい最近、冬休みになってから始めたことなのですが、今のところ100%の確率で後者(2時間後)です。

昨夜の電話のお母さま「今日はどうですか?」
塾長「今算数を学習中です。」
Aちゃん「Aもう1ページやる。」
塾長「2時間後にお願いします。」

Aちゃんはえらい子です。

2時間の確率100%なので、本来ならば2時間固定にしてお母さまの電話の手間をなくしたいところです。ところがお母さまからの電話がAちゃんの学習の励みとなっている面もあり、今後もお母さまに電話をお願いしたいと塾長は考えているところです。

Yちゃん「今日の(学校の)宿題、3つも出たんだよ。」
塾長「それは大変、塾で終わらせて帰れそう?」
Yちゃん「できる。」
塾長「よし、がんばろう。」

Yちゃんはいつも通り国語と算数の塾教材2冊を学習して、かつ学校の宿題も終わらせました。

塾長「えらい。よくがんばりました。今日の社会はお休みでいいよ、明日やろうね。」
Yちゃん「うん。」

これ以上Yちゃんに勉強させるのは酷だと思った塾長は、社会の時間を割愛しました。勉強道具のお片付けを終えたYちゃんは、喜び勇んで隣室に行き、Aちゃんと一緒に楽しく遊んでいました。

子どもたちの今笑っている顔が見たい、さりとて将来泣いている姿は見たくない、これは塾長が常々思っていることです。子どもたちにはずっと笑っていてほしいのです。

楽しく学ぶ日々を重ねながら学力を養い、その学力を以って将来の選択肢を広げてほしいのです。

そのためにすべきことはただ一つ、「よく学び、よく遊べ。」です。学習のあり方の理想形がこの言葉に集約されていると塾長は思うのです。

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