Q.E.D.進学塾の中学2年生のNちゃんは今夜、塾に数学の学校ワークを持参しました。
Nちゃん「この問題を教えてほしい。」
Nちゃんが質問してきたのは証明問題、それもB問題で難易度の高い問題でした。
塾長「Kiちゃんのワークを見せて。」
塾長の予想通り、Kiちゃんもその問題を解けていませんでした。
塾長「いっしょに勉強しようね。」
Nちゃん・Kiちゃん「うん。」
塾長は同問題を見た瞬間に「証明問題にまだ不慣れな両名には難しすぎる問題。」と思いました。しかし、せっかくNちゃんが質問してくれた問題を捨て置く訳には行きません。塾長は難航することを覚悟の上で、この問題を授業で取り上げることにしました。
この問題を解くために必要な基礎事項に何度も立ち戻りながらの1時間10分の授業でした。その間、塾長は幾度となく両名との質疑応答を繰り返し、両名が着実に理解できていることをひとつひとつ確認しながら授業を進めました。
両名の頭から立ち上る煙が見えそうでした。それでも両名は必死に付いてきました。この一問から両名の得たものは大きかったと思います。
塾長「次回の授業では(前回授業で単元導入を行った、Kiちゃん希望の)英語の比較を勉強しようね。」
Nちゃん・Kiちゃん「うん。」
塾長「次々回は(今夜の授業の次の問題の)数学ワークのB問題ね。」
両名「はい。」
次回と次々回の授業は今夜よりも軽めのメニューです。
難しい問題を解くことは頭を鍛えるために必要なことです。しかし、毎回難問ばかりでは勉強が嫌になる生徒が続出してしまいます。基礎問題と発展問題の学習のバランスを上手に取りたいところです。
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