2012-10-14

Q.E.D.進学塾の小学6年生~本日は全国模試

Q.E.D.進学塾の小学6年生のSくんとKちゃんは本日10月14日の日曜日に全国模試を受験しました。 公中検模試 です。

【公中検模試センターから引用】
公立中高一貫校の入学者選抜で課される適性検査の問題には(中略)「知識を総合的に活用する力」や,「自分の意見を相手にわかりやすく伝える力」を 見る問題が数多く見られます。適性検査で必要とされる「活用力」「思考力」「読解力」 「記述力」などの多面的な学力を総合的に判定する「公中検模試」をご利用ください。
【引用終わり】

この『多面的な学力を総合的に判定』とはどのようなことを指すのか、直近の過去問からその具体例を見ていくことにします。

【大問1】主として社会科の問題です。小問1『水を買うという考え方の背景』、小問2『ヴァーチャルウォーター(仮想水)の輸入』、小問3『世界の水問題』の3問で構成されています。会話文の読解力、資料分析力が要求されます。社会科の時事、政治、経済、地理、理科の生態系、食物連鎖・・・等の知識があれば更に深い考察を加えることができます。塾の授業では経済・地理・食物連鎖の3つに焦点を絞り込んだ解説をしました。

【大問2】主として理科の問題です。読解力や資料分析力が求められるのは【大問1】と同様です。植物群落についての知識・理解があれば、この問題の意味するところが大変分かりやすくなります。
また、これとは全く異なる解法を用いて素早く解くこともできます。算数(判断推理)にて学習した『必要十分条件(同値)(⇔)』の関係で別々の資料どうしを結び付けていく解法です。
塾での解説授業では後者の解法を教えました。既に植物群落について学習したKちゃんと、同単元を未履修のSくんとに、授業理解度の差が生じることを回避しようと考えたからです。

【大問3】算数の問題です。部分分数の和について考察させるのがこの問題の主題です。円の等分割図と分数の和の式とが示してあり、それに則って解き進めて行くのが一般的な解法(解法1)でしょう。図形と数量の総合問題と言えます。
また、図形のみで解くこともできます(解法2)。問題図に掲載されている扇形を移動させて、面積の問題として解くのです。
逆に、数量のみで解くこともできます(解法3)。問題図に掲載されている分数の和の式を、その逆算である差の形に変形するのです。図は一切使わずに分数の引き算だけで解くのです。
塾では(解法2)を選択して授業解説しました。視覚的に分かりやすいというのがその理由です。そのうえで確かめ算として、(解法1)の分数の和の式を計算してもらいました。

つづく

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