2012-10-18

Q.E.D.進学塾の私立中学2年生~歴史の発展学習

Q.E.D.進学塾の私立中学2年生のMちゃんは、今日学校で習ったことをその日のうちに塾で復習する毎日です。Mちゃんの学校の社会科の授業では毎時間、先生が作ったプリントを学習しています。塾ではいつもそのプリントの重要語句を口頭試問します。昨日のMちゃんは全問正解で、そのうえストーリー仕立ての解説までしてくれました。とてもよくできていたので更に発展学習です。プリントには『管領』とだけ書かれていたのですが、もっと詳しく「三管四職」を教えました。三管領とは斯波・細川・畠山を、四職とは赤松・一色・京極・山名の各氏を指します。高校の日本史の履修内容です。Mちゃんが余力十分なときにはプリントに書かれていないことを発展学習しているのです。

ただし「7名全員を覚えなさい。」というのは酷な気がしたので4名に絞り、「細川・斯波・畠山・山名」と教えました。4名にしたのはMちゃんが何かの本で「四天王」という言葉を覚えたことを既に塾長が知っていたからです。細川氏を先頭にもってきたのは応仁の乱で東軍を率いたから、山名氏を4番目に加えたのは西軍を率いたからです。

このように内容を簡略化したり、割愛したり、のちの学習で役立つように加工したりして発展学習をしています。上級学年での履修内容をそのまま教えたのでは、Mちゃんが過負荷に陥ってしまうおそれがあるからです。

Mちゃんが学校で習ったことを十分に理解できているからこその発展学習なのです。「よくできたね。」と褒められて、せっかくMちゃんの気分が乗っているところに、過剰な負荷を与えて「イヤイヤ"o(><o)(o><)o"イヤイヤ」されてしまっては元も子もありません。あれもこれもとつい欲張って教えたくなるのですが、そこはじっと我慢です。Mちゃんにとっての「適量」を常に意識しながらの発展学習です。

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