2012-10-30

Q.E.D.進学塾の小学4年生~思考のプロセスをもう一段

Q.E.D.進学塾の小学4年生のRちゃんは、7時までに3科目を学習できるようになってきました。問題を解く速度が向上しているのです。国語は『栄光ワーク-小4』 を2ページ、算数は 『くもん出版 : 4年生のわり算』 を2ページ、英語はローマ字を1行、以上を全て時間内に学習できているRちゃんです。

塾長「『きゃ』 にいちばん近い発音のひらがな1文字は何でしょう。」
Rちゃん「あ」
塾長「惜しい。『あ』は2番目です。もうひとがんばり。」
Rちゃん「・・・・・」
ローマ字の授業で以上のような質疑応答がありました。
正解は「か」です。

Rちゃんはひとつ答えを見つけると、そこで安心してしまう傾向があります。次への思考が停止してしまうのです。算数で分度器の使い方を学習しているときにもこの傾向が見られました。上から順に「30°150°」と「150°30°」のどちらかが正解となる問題で、最初に見つけたほうに飛びついてしまうのです。国語でも最善手よりも先に見つけた次善手で満足してしまい、それをそのまま答えに書いている場面がよく見受けられます。Rちゃんは正着にたどり着く前に「読み」を打ち切ってしまうのです。これは教科の如何を問わず、Rちゃんの学習全般に見られる傾向です。

正解と思えるものが見つかっても、「本当にそれでよいか」をたしかめ算したり、「もっと良い解答がないか」と他の選択肢を探したりする習慣を身に着けてほしいものです。これは一朝一夕に身に着けられるものではありません。根気強く指導し続けて行きたいと思います。

Rちゃんの最善手もしくは次善手のどちらかを見つける速度は、通塾開始当初と比較して格段に向上しています。その発見後に思考のプロセスをもう一段加えることで、問題の正答率が飛躍的に上昇するのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿