2012-10-16

Q.E.D.進学塾の小学4年生~計算の反復練習

Q.E.D.進学塾の小学4年生のRちゃんは現在割り算の筆算を学習中です。正答率は合格点です。次なる目標は計算速度の向上です。計算を速くするためには、その計算の土台となっている単元に習熟することが必要です。割り算の逆算は掛け算なので土台は九九です。毎日九九の練習をして答えから式が瞬時に浮かぶまでに習熟してほしいと思います。たとえば「28=4×7、7×4」のように。土台を固めたら次に学習するのは理論です。計算の仕組みや法則性を正しく理解して「知識」として身に着けることです。最後に「技能」です。打者はバットの振り方を知っているだけでは実際に投手の球を打つことはできません。実戦練習を重ねることで打てるようになっていきます。計算においても反復練習が不可欠なのです。Rちゃんの計算速度を向上させるには演習量を増やす必要がありそうです。

量だけでなく問題の質についても再考の余地がありそうです。駅伝の選手は緩斜面の下りを利用してスピード練習をします。速度の出やすい環境を整えるための「下り」なのです。Rちゃんにも速く走れる環境を用意しなければなりません。そのためには現在学習中の割り算よりも少し易しめの問題から始めて、スモールステップで問題の難易度を上げて行こうと考えています。 『くもん出版 : 4年生のわり算』 はこれに適した教材です。まずはこの1冊のみ導入してみて好感触が得られれば、『くもん出版』の算数シリーズを次年度からの使用教材に加えたいと思います。

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