2014-02-09

Q.E.D.進学塾の小学1年生~音読のすすめ

Q.E.D.進学塾の小学1年生のYちゃんは、国語と算数を毎日勉強しています。『成美堂出版 本試験型 漢字検定9・10級試験問題集 ’15年版』を一日1ページ、『2年生のたし算:くもん』を一日2ページ、計3ページを毎日欠かさず学習しているのです。小学1年生の学習量としては十二分です。がんばりやさんのYちゃんです。

Yちゃんの得意技は「2月、きさらぎ、フェブラリー。」です。Yちゃんはこれを何も見ずに淀みなく発音できます。塾長は思い切りほめちぎります。ほめられると知ったYちゃんは、うれしそうに発声してくれます。

これで自信をつけたのでしょう。Yちゃんは音読するときも自信満々です。良い傾向です。音読は脳全体を活性化させるからです。これからもどんどん声に出してほしいものです。

木曜日の算数の授業でのことです。

塾長「3けたのたし算を解いたことはあるかな?」
Yちゃん「ない。」
塾長「今からやる?もっと後でやる?」
Yちゃん「今やる。」

積極的な学習姿勢のYちゃんです。

Yちゃんにとって初めての3けたのたし算(筆算)でしたが、Yちゃんは91点という高得点を挙げました。Yちゃんは解けなかった9点分(3問)をノートに書いてもう一度解き直すと、見事3問とも正答でした。

Yちゃんは3けたのたし算(例:486+59の筆算)をノートにやり直しするときに、一の位から「6→8→4」の順に書いていました。「Yちゃんは3けたの数字がまだ読めないのかもしれない。」と塾長は感じました。

塾長「ノートの式を読んでみて。」
Yちゃん「・・・」
塾長「先生といっしょに読もうね。」
塾長「よんひゃく、はちじゅう、さん。」
Yちゃん「よんひゃく、はちじゅう、さん。」
塾長「上手ねえ。」

一を聞いて十を知るYちゃんは285や146など他の数字も読めるようになりました。

この出来事から塾長は二つのことを学習しました。

(1)これまではYちゃんに国語の文章を音読してもらっていましたが、今後はそれに加え算数の数式をも音読してもらうとこにします。Yちゃんが正しく読めるかを塾長が確認するとともに、Yちゃんがどこでつまづいているかに塾長がいち早く気づくことができるからです。

(2)これまでYちゃんが漢字の書き取りをするときに、塾長はYちゃんのノートを書き順が正しいかに注意して見ていました。今後は算数の数字の書き順にも注意を払いたいと思います。大切な「気づき」があると思われるからです。Yちゃんが486を「6→8→4」と書くのを見て、塾長が「Yちゃんは3けたの数字がまだ読めない。」と気づいたように。

Yちゃんの学習内容がまだ初歩的であるため、塾長は他の塾生の授業をしている時間でもYちゃんのノートに目を配ることができます。

しかしながら「監視されている。」ように感じられてはYちゃんの負担になってしまいます。塾長はできるだけ短時間でYちゃんのノートを見るようにしたいと思います。一回に見る時間を短く、見る回数を多くするのです。

Yちゃんがすくすくと育ってくれることを願ってやみません。

0 件のコメント:

コメントを投稿