2012-09-20

Q.E.D.進学塾の小学4年生~算数は理化学の基礎

Q.E.D.進学塾の小学4年生のSくんは先週から新しい問題集 『コア-小4-国語・算数』 を履修開始しました。『コア』の国語は教科書とは全く別の文章を使用しています。見開きの1・2ページ目の上段に初見の文章が掲載されていて、下段がその文章に関する設問と解答欄です。初めて読む文章をその場で理解する能力を養います。初見の文であるため問題レベルは標準です。次の見開きの3・4ページ目の上段に1・2ページ目と同じ文章が再掲されています。その下段の設問は1・2ページ目より難しめです。問題のレベルが上がる理由は同文章を読むのが2回目だからです。ここで文章を深く読み込む力を養います。Sくんは今日が同テキストを学習する2回目、すなわち難易度の上がった問題を解く日でした。結果は見事に満点!国語の力がついている証拠です。

算数は小数の足し算・引き算を学習しました。算数・数学の答えは分数で書いても小数で書いても正解ですが、理科の答えは小数で書くことがきまりです。小数の計算が得意になると理化学(物理学+化学)の計算問題にも強くなります。算数・数学は理化学を学ぶ上での基礎教科なのです。

4-0.1=3.9。今日Sくんが正答できなかった1問です。

【アプローチ1.】地道に数える。
「3  3.1  3.2  3.3・・・・・3.8  3.9  4」まずはこのように数えてもらいました。
Sくんは即「3.9だ。」と答えてくれました。
地道に数えるという作業は数字に対する量的感覚を育てます。理化学では定性分析と定量分析の双方が要求され、その後者を行う上で欠かせない感覚です。

【アプローチ2.】筆算する。
4-0.1=4.0-.01=3.9。このように位を揃えて筆算をします。5=5.0=5.00=・・・今は「=」で構いません。のちに有効数字を学習して初めて違いに気づけばよいのです。

Sくんは1.2.どちらでも納得してくれました。言語能力の高さがそのまま理解力の高さに直結している子です。「ただ解ければよい。」ではなく「どう解くか。」が大切です。今後の学習の土台をより堅固にすべく、複数のアプローチを試みることを今後も継続していきたいものです。

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